「ようし、それじゃぁ、外にいる見物人達を家の中に入れるんだ。
これから、面白い催し物を始めるからな。」
カツ丼小僧は、そう言って、外で寒そうにして待っていた見物客、数十人を家の中に招き入れた。
大きなリビングは、カツ丼小僧と二人の警察官を囲んで、大勢の人達で覆い尽くされた。
「まず、服を脱げ、全裸になるんだ。 どうも、その制服ってやつがいけねえ。
それを見ると、つい恐縮しちまうんだ。 はやく脱げよ、おら、脱げって言ってんだろ、脱げ ! !」
「こ、これでよろしいでしょうか?」
二人の警察官は、パンツ一丁の姿になって、顔を赤らめて立っていた。
「おいよ~、 まだ、最後の一枚が残ってんだろうよ、 いちいち言わせるなよ。それも脱ぐんだ。」
「カ、カツ丼小僧様、 せ、殺生な、………そ、それだけはご勘弁を………。」
「何だ? おい、おまえら何のために、ここに来たんだよ? 謝罪しに来たんじゃねえのかよ?
聞き分けのねえ事言ってると、今まで、おまえらのやって来たこと、洗いざらいマスコミに
ブチまけるぞ ! ! テレビ画面いっぱいに思いっきりブッ叫んでやる! !
まだまだ、言い足りねえ事は山ほどあるんだ ! ! 日本警察、ブッ壊してやる ! !」
「ヒィ~~~~~~~ッ ! ! わ、わかりました、わかりました、脱ぎます、脱ぎますから………。」
二人の警察官は、生まれたまんまの姿になって、両手で股間を隠し、
モジモジしながら、顔を赤くして発汗して立っていた。
「よしよし、いいザマだ、 制服を取っちまったら、なんてことねえな、ただのオッサンだ。
おっと、制帽だけは着けていてもらおうか、………
それぐらい着けていてもらわないと、警察官だって事の証明にならんからな。」
「こ、これで許してもらえるんで………?」
「バカな、今始まったばかりだろう。 早く両手を股間から退けるんだ。」
もうどうにでもなれ、と言った感じで二人の警察官は大勢の前で、自分のイチモツをさらけだした。
周りの好奇の目が、警察官のイチモツに注がれた。
「なんだ、意外と小さいじゃないか、俺のも小さいが、それより小さい。
こんな小さなピストルで、よく警察官が務まるな。
よし、そのまましゃがんで、犬みたいにチンチンのポーズをとるんだ。」
周囲の者は一斉に息を呑んだ。