カツ丼小僧氏の優雅な生活。 13

「ようし、それじゃぁ、外にいる見物人達を家の中に入れるんだ。

 これから、面白い催し物を始めるからな。」

 

カツ丼小僧は、そう言って、外で寒そうにして待っていた見物客、数十人を家の中に招き入れた。

大きなリビングは、カツ丼小僧と二人の警察官を囲んで、大勢の人達で覆い尽くされた。

 

「まず、服を脱げ、全裸になるんだ。 どうも、その制服ってやつがいけねえ。

 それを見ると、つい恐縮しちまうんだ。 はやく脱げよ、おら、脱げって言ってんだろ、脱げ ! !」

 

「こ、これでよろしいでしょうか?」

 

二人の警察官は、パンツ一丁の姿になって、顔を赤らめて立っていた。

 

「おいよ~、 まだ、最後の一枚が残ってんだろうよ、 いちいち言わせるなよ。それも脱ぐんだ。」

 

「カ、カツ丼小僧様、 せ、殺生な、………そ、それだけはご勘弁を………。」

 

「何だ? おい、おまえら何のために、ここに来たんだよ? 謝罪しに来たんじゃねえのかよ?

 聞き分けのねえ事言ってると、今まで、おまえらのやって来たこと、洗いざらいマスコミに

 ブチまけるぞ ! ! テレビ画面いっぱいに思いっきりブッ叫んでやる! ! 

 まだまだ、言い足りねえ事は山ほどあるんだ ! ! 日本警察、ブッ壊してやる ! !」

 

「ヒィ~~~~~~~ッ ! !  わ、わかりました、わかりました、脱ぎます、脱ぎますから………。」

 

二人の警察官は、生まれたまんまの姿になって、両手で股間を隠し、

モジモジしながら、顔を赤くして発汗して立っていた。

 

「よしよし、いいザマだ、 制服を取っちまったら、なんてことねえな、ただのオッサンだ。

 おっと、制帽だけは着けていてもらおうか、………

 それぐらい着けていてもらわないと、警察官だって事の証明にならんからな。」

 

 

「こ、これで許してもらえるんで………?」

 

「バカな、今始まったばかりだろう。 早く両手を股間から退けるんだ。」

 

もうどうにでもなれ、と言った感じで二人の警察官は大勢の前で、自分のイチモツをさらけだした。  

周りの好奇の目が、警察官のイチモツに注がれた。

 

「なんだ、意外と小さいじゃないか、俺のも小さいが、それより小さい。

 こんな小さなピストルで、よく警察官が務まるな。

 よし、そのまましゃがんで、犬みたいにチンチンのポーズをとるんだ。」 

 

 

 周囲の者は一斉に息を呑んだ。

 

 

 

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