2013年

5月

16日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 25

友梨は、部屋の明かりを付けると、ベッドの隣で、四つん這いの姿勢を取り、

そのあと、下の絨毯に顎と肩を付け、今度は両腕を大きく左右に広げて自分のお尻に回し、

指でグイッと肛門を開いて、カツ丼小僧に、「見てください、カツ丼様………。」と、哀願した。

 

この屈辱のポーズは、本来、奴隷がご主人様に、忠誠を誓う時の物であると、

カツ丼小僧は考えているので、よしよし、この高貴な雰囲気を持った色白の美女は、

俺に、自分の何もかもを、全てを捧げるつもりでいるのだな、かわいい女だ、と思い、

俺の最初の女にふさわしいようだ、とも考えていた。

 

「カツ丼様………、もっと、……もっと、顔を近づけて、見てくれませんか?

 そう、そうです。 もっと、もっと、顔を近くに持って来て、………

 舌で、私のアナル、なめ回して、……す、吸い付いちゃってよ~~~~っ、

 ああ、そ、そうよ、 カツ丼さん、あああ、あっ、あっ、あっ、ああ~~~~~っ。」

 

「ふう、 ふう、 ぷあ~~~~っ、 うん、いいよ、いいよ、友梨、かわいいよ、

 本当に、かわいいアヌスだ、俺の初めてのアヌスにふさわしい、艶めかしいアヌスだ………。

 もう、今日という日は、一生の思い出として、俺にとっての記念すべき日として………。」

 

「あ、あ、ああああ~~~~~~っ、 う、う、嬉しいわ、………

 カ、カツ丼様に、そんな風に言って頂けるなんて、友梨、嬉しくって、嬉しくって、………」

 

と、友梨がそこまで言いかけた時、急に友梨のアヌスが、墳火山のように、ムクムクと盛り上がってきた。

 

「お、お、お、おあぁぁぁぁぁ~~~~~~~っ ! !」

 

カツ丼小僧が、そう叫んだ時には、もう遅かった。

友梨の肛門から、爆ぜ飛び出たウンコミサイル爆弾が、小僧の顔面を直撃したのだ。

 

至近距離の上に、あまりの勢いでぶつかったので、カツ丼小僧は脳震盪でも起こしたかのようであった。

 

「うおっ、うおおおおおおーーーーーーーっ ! !」

 

彼は顔を両手で押さえて、ゴロゴロと転げ回った。

 

「カ、カ、カツ丼さん、………だ、だいじょうぶ?

 だいじょぶですか~~~~~~っ?!!!」

 

友梨はビックリ仰天して、転げ回っている彼の体を思いっきり抱きしめ、

おとなしくなった彼の顔から、そっと、両手を、はがして見せた。

 

「バァ~~~~~~~ッ。」

 

カツ丼小僧は、何とも無かったようだ。 彼は不死身の男である。

なんとカツ丼小僧は、ニッコリ笑いながら、友梨のウンコを口一杯に頬張って、

ムシャムシャと美味しそうに食べていたのである。

 

「冗談だよ、友梨ちゃん。 ゴージャスな御馳走、どうもありがとう。うん、美味しいよ、

 世界で一番の味だ。 もうちょい、塩加減があれば、もっと良かったけどね……。」

 

「カツ丼さん………、バカ、バカ、 友梨、びっくりしちゃったじゃない………。

 カツ丼さんが友梨のウンコで、顔に大怪我しちゃったのかと思っちゃった。

 私のウンコ愛、しっかり受け止めてくれていたのね………。」

 

友梨は、大笑いしながら、泣きじゃくっていた………。

 

 

 

 

 

2013年

5月

16日

ホーム(ブログ)が、やや壊れました。(笑)

読者の皆様、本当に申し訳ありません。

 

このホームページのブログ(ホームの所)が、少しおかしくなってしまったようです。

 

日付の所は直ったようですが、ホームをクリックすると、

必ず、トップに「カツ丼小僧氏の優雅な生活。25」が来てしまうのです。

 

今の所、それは変わりようもないようですので、

申し訳ありませんが、僕の新しい文章は、

「カツ丼小僧氏の優雅な生活。 25」の下の項目から、という事になりますので、

皆さん、暫くの間、我慢してください。

 

何故、壊れてしまったのか、という事については、よくわかりませんが、

僕が、焦って、毎日書き込んでいたから、………つまり文字を入力しすぎて、

おかしくなってしまったのか? コンピューターの考えている事はよくわかりません。(笑)

 

それで、悪運をはらうために、

「カツ丼小僧氏の優雅な生活。」シリーズは、25で一旦、打ち切りという事にします。

(本当は、まだ書きたい事が、いくらでもあったんですが………。)

 

皆さん、こんな調子で本当に、いつまで続ける事ができるのか予想もつきませんが、

今後とも、カツ丼小僧公式ホームページを宜しく申し上げます。

 

 

                             ツキのない、カツ丼小僧

 

 

 

 

 

2013年

5月

16日

読者の皆様、大変申し訳ありません。

皆様、大変申し訳ありません、本当に、なんとお詫び申し上げてよいのやら、

もう、辛くて辛くて、死にそうです、 理由がさっぱりわかりません。

 

実は、今まで、快調に、飛ばして書いてきたこのブログに異変が起こりました。

このブログの日付の所が、なんと、全て、「5月16日」になっているのです。

どうしたんでしょうか? ぶっ壊れてしまったんでしょうか?

 

これでは、一体、何のために、このブログを書いてきたんだか、わかりません。

今、すごく、気が動転して、もう、ダメです。

 

暫く時間をください。 ちょっと、お休みします。 すいません。

 

ただ、よくわかりませんが、「ホーム」意外の所は、壊れていないと思いますので、

更新していくつもりですので、よろしくお願いします。

 

                      死にたくなってきた、カツ丼小僧

 

 

 

2013年

5月

14日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 24

「ぼくは服を着ているけど、君は全裸でいてくれ。」

 

「え? カツ丼さんは脱がないの?」

 

「うん、ちょっと、理由があって脱げないんだ。」

 

カツ丼小僧が、寝室の明かりを消すと、二人はすぐさま、ベッドインした。

 

布団の中に潜り、お互いの体を抱き合い、足をからめ合いながら、接吻した。

 

大柄の友梨の体は、彼には、とても感じがよく、抱きでがあるようだった。

 

「カツ丼さん、……。 好きよ。 大好きなの………。」

 

「俺も、こんな美人を抱けるなんて、本当に幸せですよ。

 雑誌やDVDで、数多くの美女を見て、抜いてきたけど、生の体は初めてだ。

 温かい………。」

 

お互いの舌をからめて、カツ丼小僧は、友梨のお尻に手を這わせた。

 

「カツ丼さん、………あなたに見てもらいたい物があるの………。」

 

「ん? 何だい?」

 

「えへへ、……………私の、……お尻の、あ、な、………。」

 

カツ丼小僧は、一瞬、ギクリとした………。

写真や映像では、もう、いやという程、見てきた女の肛門だったが、

まさか、こんな所で、実物にお目にかかれる事になるとは………?

 

「さっき、シャワーで、綺麗に洗って置いたから………。」

 

いや、綺麗な物より、汚れている方が………、

と言おうと思って、カツ丼小僧は、口をつぐんだ。

 

今まで、何度、余計な事を言って、人を怒らせてしまったことか………。

今回の警察官相手のように、自分の本性を曝け出して、ワザと相手を怒らせようとするのは、

彼にとっては、自分の運を減らしてしまうだけなので、本当は、あまりやりたくなかった事だ。

 

彼は、ベッドから跳ね起きて、両手を上げて叫んだ。

 

「み、じ、で、ぐ、り、~~~~~~~~~~っ ! !」

 

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

14日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 23

「今、コーヒー入れるから、………その間、シャワーでも浴びて来たら?」

 

カツ丼小僧に言われた通り、友梨は、リビングの隣の水色のバスルームに入っていった。

コーヒーの湯を沸かしている間、バスルームから、友梨のシャワーを浴びる音が聞こえてきた。

 

カツ丼小僧は、今すぐにでも、湯を止めて、バスルームのカーテンを開けて、

中を覗き込みたい衝動に駆られたが、何とか理性で押さえて我慢していた。

法律に触れる事を恐れている訳ではない、楽しみは少しでも後に残しておこうという訳である。

 

なんといっても、友梨は、彼にとって、初めて付き合う女だったのだから………。

 

彼がリビングのソファーで、コーヒーに砂糖を入れ、スプーンでグルグル掻き回しながら、

待っていると、バスタオルに身をくるんだ友梨が、顔を紅潮させながら姿を現した。

 

「えへへ、コーヒー冷めちゃうといけないから、早めに来ちゃった。」

 

二人は暫くの間、ソファーで向かい合ったまま、黙ってコーヒーを、ちびちびすすっていたが、

カツ丼小僧が、友梨に「君を抱きたい。」と言うと、彼女はコクリとうなずき、

おもむろに立ち上がると、身にまとっていたバスタオルを下に落とした。

 

彼女の生まれたまんまの姿が、あらわになった。

大きくて、たわわな白いバストとボリュームのある、くびれた体が目の前に飛び込んできた。

友梨の体の細かな描写については、ここでは省こう。

 

「お、おい、何だよ、いきなり………。」

 

彼は予期せぬ出来事に面食らった。 

初めての女が、こんなにアッサリと自分の目の前に裸体をさらすなんて、ムードもなにもない。

内心、友梨に対して怒りを覚えたが、彼はそのような表情はおくびにも出さなかった。

自分を好きで愛してくれている女を傷つける事は、彼の最も嫌う所だったからである。

 

「と、とりあえず、ベッドルームへ行こう。」

 

二人は、寄り添うようにして、寝室に向かった。

 

 

 

 

 

2013年

5月

14日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 22

東京・市ヶ谷にある、カツ丼小僧の高級マンションに着くと、

二人は、エレベーターで、6階まであがった

 

その時、カツ丼小僧は、初めて彼女が自分より背丈の高い大柄の女である事に気付いて、

内心、ゾクゾクするような感慨を覚えていた。

彼は、自分より極度に背の高い美女や、逆に極度に背の低い美女を見ると、

異常なまでの性的興奮を覚える男なのだ。

 

大柄の女には、その大きくてデラックスな、まるで女豹のような肢体に、強く思いっきり、

抱きしめられてみたい、抱きつぶされたい、という、春川ナミオのイラストのような想いに浸り、

また、逆に、そのような大柄の美女を、心ゆくまで、いたぶって苛めてやりたいという思いもあるようだ。

 

また、極度に体の小さい美女に対しては、これはもう、ただ、ただ、苛めて、自分の所有物にして、

ムチで、数百回も引っ叩き、ゴミ女のような役立たずの奴隷にして、

檻の中に、永遠に閉じ込めておきたい、という感情が湧き起こるだけである。

 

 

607号室が彼の部屋だった。彼は同じマンション内に、他にも幾つかの部屋を持っていて、

漫画やイラストを描く部屋とか、パソコンを弄る部屋とか、本を置いてある部屋とか、

色々、割り当てていた。

 

「素晴らしいわ、 素敵な部屋ね。 私、カツ丼の匂いがするのかと思っちゃった………。」

 

「あ、悪いけど、君の名前を教えてくれないか? あと、失礼だけど、年齢も………。」

 

「私?………友梨、 年齢は………、言わなくちゃダメ?」

 

「うん、俺、実は、とても神経質なタチでね、相手の年齢を知っていないと、落ち着かないんだ。

 悪いんだけど、嘘をつかないで、本当の事を教えてくれ。

 別に、若いとか、年取ってるとか、そんな事じゃなくて、正確な所を知っていないと、

 落ち着かないタチなんだ。」

 

「えへっ、 私の体の反対よ………。」

 

「えっ?」

 

「私の体って、大きいでしょ、 だからその反対、………ミニ……、つまり、32よ………。」

 

「わ、悪いけど、ダジャレもやめてくれ………、俺、ダジャレを聞くと虫唾が走るんだ………。

 ごめん、注文ばかり出しちゃって。  でも、本当にダメなんだ。」

 

カツ丼小僧は、友梨がてっきり、気分を悪くすると思ったが、違ったようだ。

 

 

「は~~~い、 私、カツ丼さんの言う事なら、なんでも聞きますわ。

 なんでも、おっしゃってくださいな、 だって、私、カツ丼小僧さんのファンですから………。」

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

13日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 21

カツ丼小僧の大岡裁きが終わると、皆、その場から、三々五々、散りばめて帰って行った。

カツ丼小僧は、大勢の人達が談笑し合いながら帰って行くのを見届けると、一人呟いた。

 

「これで、俺の長年に及ぶ復讐を果たしたという訳か………、

 本当に、これで終わりにしていいのか、………これで………?

 だとしたら、俺はあまりにお人好しだ………。」

 

カツ丼小僧が、そう、夜風に当たりながら、ニヒルな感慨に耽っていると、

後の方から、ややハスキーで可愛らしい、女の声が聞こえた。

 

「カツ丼小僧さん、よろしかったら、私と一緒にドライブしません?」  

 

カツ丼小僧が振り向くと、そこには目鼻立ちの整った、色白の美女が、車の運転席から、

ハンドルに膝をつき、自信に満ちた表情で、カツ丼小僧に涼しげな視線を送っていた。

赤のレクサスのオープンカーの高級感に満ちた車体が、彼女の持つ雰囲気にぴったりマッチしていた。

 

カツ丼小僧は、暫く呆然として、その女を見つめていたが、ふと我に返ると、ニッコリ微笑んで、

 

「うん、頼むよ、今、ちょうど、そんな気分………、

 夜風に当たって、ドライブしたい気分だったんだ。」

 

「私ね、車の運転、得意なのよ。 さ、乗って頂戴。」 

 

カツ丼小僧が助手席に乗り込むと、彼女は鍵を回して、アクセルを踏んだ。

両脇を森林に囲まれた広い道路の中を、車は滑り出した。他に車の影は殆ど見られなかった。

車は、どんどんどんどん、スピードを増して行った。

 

「おい、平気かい? そんなにスピードを出して?」

 

「あら、何言ってんの? あなたのためよ。」

 

「え? 俺の………?」

 

「だって、さっきの警官が怒り狂って、パトカーで追跡して来るかもしれないわ………。」

 

「……………………。」

 

「ふふ、冗談よ。………でも、さっきのカツ丼さん、カッコよかったなぁ………。

 いつも、あんな風に、カッコよく、相手をやっつけちゃうんですか?」

 

彼女は、さも感心したように呟いた。

 

「いや、今回は、ちょっと、たまたまうまくいっただけさ。

 いつも、自分の思い通りに行く訳じゃないよ。

 まぁ、今回は長年の恨みがたまっていたからね、 うまく凝縮して吐き出せたんだと思うよ。」

 

「ね、カツ丼さん、 私を、カツ丼さんの恋人にしてくださらない?」

 

「え?」

 

いきなり不意をつかれて、カツ丼小僧は、とまどった。

 

「い、いや、俺ね、 今の今まで、一度も女の子と付き合った事がないんだよ。

 どうやって付き合ったらいいのか、付き合い方がわからないんだ。 車の運転もできないし………。」

 

「車の運転なら、私が得意よ。 それに付き合い方だなんて………。

 なんなら、今すぐ、ホテルに直行しましょうか?」

 

「あ、あのねぇ、君………。」

 

カツ丼小僧は、暫く、目をつむったまま考えていると、

 

「よし、じゃあ、俺のマンションにまで、行ってくれるかな………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

12日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 20

「すんませ~~~~ん、 口、割ってしもた~~~~~~。」

 

泥酔した二人の警察官が、責任者の前で、

30年以上前の漫才ブームのおさむちゃんみたいに、口を大きく開けて、おどけて見せた。

 

「あ、あんたら、け、警察官なのか?」

 

責任者は、ビックリして、未だに腰をゆすりながら、スリラーの真似をして、

体をくねらせている裸の警官を、マジマジと見つめた。

 

「ふはは……、酔って、踊って、はるばるここまでやって来たんだ。

 少しは丁重にもてなしてもらわなきゃ困るぜ。」

 

カツ丼小僧は、一旦、そう言うと、また急に真顔になり、二人の警官に向かって叫んだ。

 

「おい、お前らに質問する。 俺の事を警察に通報し、

 さも、凶悪な人間、犯罪者、泥棒のように言ったのは、この男である事に間違いないな。」

 

「へ、へい、間違いございません、そ、そうです。………こいつなんです、カツ丼小僧様、

 まったく、このトンチキ責任者さえ、警察に通報さえしてこなければ、こんな面倒な

 事案を抱える事は、無かった訳でして、………みんな、こいつが悪いんです、

 こいつを、日本国中で罰して、袋叩きにしてやりましょう。」

 

それを聞いて、責任者も、しょんべんをちびりながら、真っ青な顔をして怒り狂った。

 

「お、お、お、おい、な、な、な、なんてこと、ほざきやがるんだ。 

 て、て、て、てめえらこそ、う、裏金野郎の、ヤ、ヤクザ者の、税金泥棒だ。」

 

「まあまあ、みっともないから、喧嘩するのは、およしなさい。」

 

カツ丼小僧は、内心、ほくそ笑みながら、両者の間に割って入った。

 

「とにかく、警察に通報したのは、アンタだという事はわかった、

 今の会話は、テープにも取ったし、何よりも、ここにいる数十人の人達がれっきとした証人だ。

 つまり、アンタは、今まで、俺に対して嘘を突き通して、しらばっくれていた訳だ、

 この罪は大きいぞ、見返りとしてアンタのホテル、そっくりそのまま頂いちゃうよ、いいね。

 

 それから警察官にも言っておくけど、10年の長きに渡って、ガキの遊びにも劣る不当な捜査をし、

 俺の心を苦しめ、法を破って数々の犯罪を犯した事は強く反省されなければならない。

 その中には、殺人未遂のような、警察官にあるまじき行為まであった訳で、

 これは、断じて許す訳にはいかない。 キン○マ握り潰しと、チ○ポ串刺しの刑に処す。

 

 また、当然の事として、日本全国で行われている、裏金は、

 全額すべて国に返還をし、足りない金額は自分たちの自己負担で補う事。

 まぁ、早い話が、一生、ただ働きだね。 当然でしょ。」

 

カツ丼小僧は、そう言うと、一旦、すうっと、息を吸い込んで、声高らかに雄たけびを上げた。

 

「これにて、カツ丼小僧の大岡裁きを終了します。  一件落着 ! !」

 

 部屋中から、割れんばかりの大きな拍手と、大歓声が舞い上がった。

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

12日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 19

「お~~~~~い、みんな、中へ入れよ。」

 

カツ丼小僧が玄関から出てきて、そう叫ぶと、

二人の全裸警察官と、スリラー行進隊、その他の野次馬など、総勢50名ぐらいまでが

中に入って来たが、そこで満杯となり、残りは玄関口の外で待たされた。

 

「ちわ~~~~す。」

 

「いえいえ、おこんばんは。 お邪魔します。」

 

「なげえ、旅だったよ、ちかれたび~~~、水をいっぱいくれ。」

 

「はいはい、ごめんよ、ごめんよ、ごめんなすって。」

 

大勢の得体の知れぬ人間に、勝手にドヤドヤと自宅に上がられ、責任者は面食らった。

 

「お、お、お、おい、ちょ、ちょっと待てよ、な、な、なんだ、こいつらは………。

 こ、こ、こいつらは、なんだ~~~~~~~~~~ ! !?」

 

「こいつらはなんだって………、今夜の警察通報事件の真実発表の証人になってもらう人達さ。」

 

「しょ、証人だと? こいつらがか?」

 

責任者は目を丸くして驚いた。

 

「そうさ、証人は、人数が多ければ多い程、有利だろうからねぇ。

 まぁ、いずれは、日本国民全員に証人になってもらうつもりだがね。」

 

「き、貴様、一体、何を言っているんだ? 気でも、違ったか?

 何の事を言っているのか、俺にはサッパリわからん?」

 

今まで、温厚篤実な紳士のような態度を取っていたカツ丼小僧だったが、

急に豹変して、ホテル責任者を指さして、大声で叫んだ。

 

「おうおうおう、しらばっくれるのも、いい加減にしないかぁ~~~~~~~っ ! ! 

 盗っ人、猛々しいとは、てめえの事だぁ~~~~~~~~っ ! !

 今、とびっきりの一大証拠を見せてくれらぁ~~~~~~~~っ ! !

 

 おい、出て来い。」

 

カツ丼小僧が合図すると、………ジャジャーーン、奥の方から、二人の泣き顔の全裸警察官が、

紐で体を結わかれた格好で姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

12日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 18

カツ丼小僧とスリラー隊が、ホテル責任者の家の前に到着すると、

カツ丼小僧は長年の心のうさを晴らすかのように、玄関の前で大声で叫んだ。

 

「よ~~~~~~い、……俺の事を警察に通報した、ホテルの責任者いるか~~~~~~っ?」

 

すると、家の中から、大慌てで、中肉中背の50代ぐらいのちょび髭をはやした男が飛び出て来た。

 

「な、な、な、な、なんだ? お、お前、い、今、なんと言った?」

 

「いよぅ、おじさん、久しぶりじゃねえかよ、俺だよ、俺、……憶えてる?

 あんたにさ~~~、10年ほど前、警察に通報されちゃってさぁ~~~、

 もう、あれから、俺の人生、メチャクチャだよ。 めっきり、落ちぶれちゃったよ。」

 

「俺が? いつ? 警察に通報したって? だ、第一、俺、お前の事なんか、な、何も知らないぜ。」

 

男は、首を引っ込めて、目を魚のように丸くして、ブルブルと怯えたように首を横に振った。

 

「そうやって、嘘をつくとこ、昔とちっとも変らないね。」

 

「お、おい、………、い、いいから、ちょ、ちょっと、中へ入れ。」

 

「それでは、皆さん、ちょっと、この場で待っていてください。

 今から、ホテル側に対する長年の恨みを晴らしに行って来ますので………。」

 

カツ丼小僧は、行進隊に、そう告げると、ホテル責任者の家の玄関の中へと入っていった。

 

中に入ると、責任者が血相変えて、カツ丼小僧に近寄ってきた。

 

「お、おい、俺がなんだって? いつ警察に通報したって?

 しょ、証拠はあるのかよ、証拠は? え?」

 

「頼みますよ、おじさん。 もう素直にゲロしてくださいよ。 

 時間の問題ですよ、 正直に白状してくださいよ。」

 

責任者は、カツ丼小僧の顔の前に、一本の指を突きたてて、言った。

 

「いいから、………証拠はあるのかと、聞いているんだ、………証拠………しょ、う、こ、………。」

 

「証拠? ええ、ありますよ………。とっておきのやつがね………。」

 

責任者は、一瞬、ヒヤリとした表情を見せたが、すぐに冷静さを装い、

「ふ~~~ん、 じゃぁ、見せてみな?」と一世一代の大見得を切ってみせた。

 

 

 

 

 

2013年

5月

12日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 17

夜中の8時頃、一行が大音響を奏でながら、歩道を行進していくと、

案の定、見物人達が群がって来て、物珍しそうにその様子を眺めていた。

 

「なんだろうな? 一種のチンドン屋じゃないのか?」

 

「いや、そんな? 「スリラー」が流れてるぜ………、

 あっ、前の二人、素っ裸だぜ。 もしかして警官じゃないのか?」

 

最初は制帽のつばで、顔を隠し隠し「スリラー」の振り付けを踊っていた二人の警官だったが、

回りの見物人から、「頑張ってください。」「応援してます。」などと、ねぎらいの言葉をかけられ、

 

その上、日本酒の大瓶を渡されなどすると、もうヤケノヤンパチ、後は野となれ山となれ、

と言った感じで、二人の警官は、思いっきり、その大瓶をガブ飲みし、

顔を真っ赤にして、ぐでんぐでんに酔っぱらい、

 

 「 ウィ~~~ッ、やったるで~~~~~っ、」と大声を張り上げ、

急にハイテンションになり、体の動作も、素早く、活発になり、

いや、むしろ、本物のマイケル・ジャクソン以上の運動神経で踊り出した。

 

「ようし、いいぞ、いいぞ、あっぱれだ。 その調子で踊ってくれ ! !

 もっと、チン○ン、グルグル振り回して、イケイケドンドンだ。

 

 うわっはっはっはっ、 もう酔っちまったら、何が何だか、わからねえだろう。

 二人のコンビネーションも、ぴったり合ってる、バッチ・グーだ ! !」

 

カツ丼小僧は、大はしゃぎで、ピョンピョン飛び跳ねながら前方でカメラを回し続けていた。

  

五分、十分と、時が増すにつれ、人だかりが増え、中には行列に加わり、

一緒に踊り出す者や、携帯で、その様子を撮影する者まで現れた。

パソコンの電源がなくなると、民家で補充するなどして、また踊りの行進を続けた。

 

「そうだ !」 

 

カツ丼小僧は、閃いた、とばかりに手を叩くと、大声で行列隊に向かって叫んだ。

 

 「この近くに、あのホテル責任者の家があるんだ、 これから皆で、そこに立ち寄ろう。」

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

11日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 16

大勢の聴衆と二人の全裸の警官を引き連れて、大邸宅の外に出ると、カツ丼小僧は大声で叫んだ。

 

「皆さん、安心してくださいな。このあたり一帯は、俺の敷地だ。

 何をしようが、一向に構いません。 これから、二人の全裸警官による、

 今世紀始まって以来の、一大ビッグイベント、「スリラー行進、ポリスくん」が始まります。

 

 この行進は、俺のビデオによって撮影されるけど、もし、この行進に参加したいと言う方は、

 自由に参加して構わない。 ただ、この行進は、あくまで俺の長年の恨みが溜まった、

 警察への懲らしめを兼ねているから、皆さんはキチンと服を着てくださるよう、

 お願い申しあげまぁぁぁす。」

 

制帽をかぶった二人の全裸警官が 先頭に立ち、その後ろに、横五列縦十人ぐらいの、

一般人による、大きくて長い行列ができた。

カツ丼小僧は、その様子を満足げに眺めると、持っていたノート型パソコンを、

隣にいた子供に渡し、自分は行列の前方からビデオ撮影をしたいんで、

そのパソコンから「スリラー」を流して、自分の後に付いてきて欲しいとささやいた。

 

子供は嬉しそうに、「うん。」とうなずくと、ニッコリ笑って、ウィンクした。

 

 

「それでは、皆さん、準備はいいかな? では、行きますよ。

 しゅっぱぁ~~~~~~つ、 しんこ~~~~~~~~~う ! !」

 

カツ丼小僧が、大きく号令をかけると、「スリラー」が、大音響で鳴り響き、

数十人の行列隊が、一斉に、ぎこちない足取りで行進し始めた。

 

二人の警官は、ミュージック・ビデオで、カツ丼小僧に教えられた通りに、

不気味な、いかつい顔をして、両手を大きく左右に振りかざし、がに股で歩いた。

ビデオでは、がに股ではなかったのだが、カツ丼小僧が、そのようにした方が面白い、と言うので、

そのような歩き方になったのだ。

 

「♪タンタラタンタンタン、タンタラタンタンタン、」

 

全員が一斉になって、「スリラー」のメロディを奏でながら行進した。

 

「うわっはっはっはっ、 こいつは面白い。 凄い傑作が撮れそうだぞ。」

 

カツ丼小僧は、列の前方から、ビデオカメラ片手に後ろ向きで歩きながら、大歓声を上げた。

 

「おいおい、警官さん達、 チ○ポも振り付けに合わせて、キチッと振ってくれよな。

 これはきっと、後世に残る程の文化遺産になるぜぇ。」

 

……… 、と、そこまで言った時、大邸宅の庭の門の前に着いてしまい、

行列隊は、そこで立ち往生してしまった。

 

 

「う~~~~ん、俺の庭の敷地はここまでか………。 意外と狭いもんだな。

 さて、どうするか………? ここから先は公の土地だぞ。」

 

カツ丼小僧は、暫く考えていたが、ポン、と手を叩くや否や、

 

「いやいや、ここで終わりにしてどうする? ようし、門をくぐって外に出よう。」

 

行列隊は再びカツ丼小僧の掛け声と、「スリラー」の小気味のよい音楽に乗って行進し始めた。

 

 

 

2013年

5月

11日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 15

「ちょっと待ってろよ、今、テンポのいい音楽を掛けっからよ。

 それに合わせて踊ってくんな。」

 

カツ丼小僧は、さっそくパソコンで音楽をダウンロードし始めた。

 

「よし、この曲に決めた ! この曲に合わせて踊ってくんな。」

 

カツ丼小僧が流した曲は、マイケル・ジャクソンの「スリラー」だった。

 

「え? 三遍回ってワンじゃなかったんですか?」

 

「いやいや、こっちの方が面白そうだ、 こういう事は臨機応変にいかなきゃ。」

 

「でも、マイケル・ジャクソンの「スリラー」なんて知りませんよ。 お前知ってるか?」

 

年長の警官が、若い警官に、そう尋ねたが、若い警官も知らない風だった。

カツ丼小僧は、呆れかえって言った。

 

「まったく………、マイケル・ジャクソンも知らないのか………。

 マイケル・ジャクソンの「スリラー」なら、普通、ミュージック・ビデオで見て、

 大概の人は知っている筈だが………。

 しょうがない、今、その映像を用意するから、繰り返し見て覚えてくれ。

 やるのはそれからだ。 本当に、世話の焼けるお巡りさん達だ。」

 

カツ丼小僧は、そう言って、一時間程かけて、二人の警官に「スリラー」の振り付けを憶えさせた。

 

「ようし、これで憶えたな、いいか、 絶対に忘れるなよ。

 これを最後に許してやるって言ってんだ、寛容な俺に、幾らかでも感謝しろよ。

 本当だったら、積年の恨み、いくらなぶり殺しても殺したりねえぐらいなんだ。」

 

そう言ったその瞬間、カツ丼小僧は、いいアイディアを思いついたようだ。

 

「そうだ、外に出て、この踊りをビデオに撮影しよう。

 日も暮れているようだし、「スリラー」撮影に、おあつらえ向きだ。

 さあさあ、皆さんも、全員、外に出てください。

 これから、世紀の一大ショーが始まりますよ。」

 

 

 

  

2013年

5月

11日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 14

二人の警察官が、完全に自分の意のままになるという事を確信したカツ丼小僧は

ついに、言ってはならない事を言った。

 

「ようし、そのチンチンポーズのまま、今度は三遍回って、ワンと吠え、

 その後、ウンコをしろ ! ! でっけえウンコ、ひり出すんだ。

 これで、やっと犬のお巡りさん完了だ。 ここまでやったら、許してやろう。」

 

 

「くっ、………こ、この野郎 ! ! 下手にでりゃぁ、いい気になりゃぁがって、………」

 

年長の警察官の堪忍袋の緒が、完全に切れてしまったらしい。

いきなり立ち上がって、カツ丼小僧の胸倉に掴みかかり、

顔を近づけて睨みをきかし、「てめえ……。」と、うめき声を上げた。

 

「おい、なんだよ、暴力か? 胸倉掴んだら、犯罪だぜ。 警察官がそれでいいのかよ。

 普段は、お前らだって、他人の肛門覗き込んで、肛門検査やってんだろう。

 いくら、職務とはいえ、本来、そんな事は人権蹂躙だぜ、許される事じゃないんだ、

 このクソ野郎、人前でウンコぐらい出して見ろよ。」

 

カツ丼小僧は自分の胸倉を掴んで、まっ赤な顔をして、いきり立っている警察官の顔に

口の中に含んでいた唾を思いっきり吹きかけた。

 

「これで、お合いこさ、唾を吐きかけるのも、胸倉を掴むのも、同じ犯罪だ、文句は言わせねえ。」

 

すると、今まで、その様子を固唾を飲んで見ていた聴衆の一人が、意を決するようにして叫んだ。

 

「そうだ、そうだ、肛門検査なら俺もやられた事がある。それは、今だって心の傷として

 大きく残っているんだ。 人を人とも思っちゃいねえ。 警察官なんてチンピラ以下だ ! !」

 

警察官は、また一つ、うめき声を上げると、カツ丼小僧に向かって口を開いた。

 

「で、でも、あんただって、SMとか何とか言って、女の肛門、覗いているじゃねえですか。

 あ、あんたが、そんな事言う資格なんかないんじゃないんですか? あんたが……。」

 

「………おい、まだそんな呆れた寝言ほざいてんのかよ、まったく、警察官が聞いて呆れるな。

 俺のやっているSMって言うのは、あくまで両者の合意の下なんだよ、

 苛める方も、苛められる方も、お互い納得して了解済みでプレイしているんだ。

 お互いの自由意思なら、それはそれで尊重されて然るべきじゃないのか? うん?」

 

「へ、へえ、そ、そりゃぁ、もっともなご意見で………。」

 

警察官は、ついに観念したらしい。 

ヘナヘナとその場にしゃがみこんで、ガックリとうなだれてしまった。

 

 

 

  

2013年

5月

10日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 13

「ようし、それじゃぁ、外にいる見物人達を家の中に入れるんだ。

 これから、面白い催し物を始めるからな。」

 

カツ丼小僧は、そう言って、外で寒そうにして待っていた見物客、数十人を家の中に招き入れた。

大きなリビングは、カツ丼小僧と二人の警察官を囲んで、大勢の人達で覆い尽くされた。

 

「まず、服を脱げ、全裸になるんだ。 どうも、その制服ってやつがいけねえ。

 それを見ると、つい恐縮しちまうんだ。 はやく脱げよ、おら、脱げって言ってんだろ、脱げ ! !」

 

「こ、これでよろしいでしょうか?」

 

二人の警察官は、パンツ一丁の姿になって、顔を赤らめて立っていた。

 

「おいよ~、 まだ、最後の一枚が残ってんだろうよ、 いちいち言わせるなよ。それも脱ぐんだ。」

 

「カ、カツ丼小僧様、 せ、殺生な、………そ、それだけはご勘弁を………。」

 

「何だ? おい、おまえら何のために、ここに来たんだよ? 謝罪しに来たんじゃねえのかよ?

 聞き分けのねえ事言ってると、今まで、おまえらのやって来たこと、洗いざらいマスコミに

 ブチまけるぞ ! ! テレビ画面いっぱいに思いっきりブッ叫んでやる! ! 

 まだまだ、言い足りねえ事は山ほどあるんだ ! ! 日本警察、ブッ壊してやる ! !」

 

「ヒィ~~~~~~~ッ ! !  わ、わかりました、わかりました、脱ぎます、脱ぎますから………。」

 

二人の警察官は、生まれたまんまの姿になって、両手で股間を隠し、

モジモジしながら、顔を赤くして発汗して立っていた。

 

「よしよし、いいザマだ、 制服を取っちまったら、なんてことねえな、ただのオッサンだ。

 おっと、制帽だけは着けていてもらおうか、………

 それぐらい着けていてもらわないと、警察官だって事の証明にならんからな。」

 

 

「こ、これで許してもらえるんで………?」

 

「バカな、今始まったばかりだろう。 早く両手を股間から退けるんだ。」

 

もうどうにでもなれ、と言った感じで二人の警察官は大勢の前で、自分のイチモツをさらけだした。  

周りの好奇の目が、警察官のイチモツに注がれた。

 

「なんだ、意外と小さいじゃないか、俺のも小さいが、それより小さい。

 こんな小さなピストルで、よく警察官が務まるな。

 よし、そのまましゃがんで、犬みたいにチンチンのポーズをとるんだ。」 

 

 

 周囲の者は一斉に息を呑んだ。

 

 

 

2013年

5月

09日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 12

カツ丼小僧と二人の警官は、リビングのテーブルのソファーに、向かい合って腰かけた。

テーブルの上には、先程の赤ワインが、まだ注がれたまま残っていた。

 

「ところで、俺の事を危険人物のように、警察に通報したのは、やはり、

 あの、ホテルの責任者である事には、間違いないな?」

 

「へ、へい、そうです。 それはもう、間違いありません。事実です。」

 

「お前らに、どうしても言いたい事がある。 ケツの穴、かっぽじって、よおく聞いてくれよ。」

 

カツ丼小僧は、急に険しい顔つきになり、テーブルの上に、ドン ! ! と片足を乗せた。

三本のワイングラスが、三本ともグラグラと揺れ、カチャンと音をたてて倒れた。

グラスが割れて、中のワインがテーブル中に広がった。

 

「ひっ ! !」

 

二人の警官は、一瞬びっくりした様子で顔を見合わせた。

 

「はっきり言っておくが、おまえらの捜査は、あまりにも杜撰で陳腐で一方的だよ。

 おまえらよ、遊びでふざけて仕事してんのかよ、俺が、ここ10年余り、どれ程苦しい思いを

 してきたかわかるか? 人を犯罪者か泥棒のように、あちこち触れ回った挙句、

 こちらの素性まで、平気で色々な所に言いふらし、やりたい放題やってくれたな。

 

 俺がエロイラストを描いてる「カツ丼小僧」だという事まで、おいそれとなく

 バラしているじゃないかよ。 警察官が一般市民の素性なんか、他人に漏らしていいのかよ?

 どうなんだ? キチ○イ、 少しは反省しろよ、キチ○イ、

 本当は、お前らの顔に出刃包丁を30本ぐらい、ブッ差してやりたいくらいの心境なんだ。 

 

 俺がまだ、30代の頃だけど、あるマンションの建築年数が知りたくて、

 たまたま近くを通りかかった警官に、

 「このマンション、いつ頃建設されたかわかりますか?」って聞いた事があるんだよ。

 

 そうしたら、その警官、「君、そんな、他人の素性なんか、人に簡単に教える訳にはいかないよ、

 なんなら、君、私に君の住所を教えてくれるのかね?」って言われた事があるんだぜ。

 同じ警官なのに、言ってる事と、やってる事と、随分と相違があるじゃねえかよ?

 え? どうなんだよ?」

 

「へ、へい、 ま、まぁ、確かに、それは、その、………警察官が、人の素性を、他人に漏らす、

 なんて事は、絶対にやってはならない事でございまして、カ、カツ丼様には、一体

 な、なんと、お詫びしてよろしいのやら………。」

 

「おいよ、いくらヘボな捜査ったって限度があるぜ。 これじゃ、ガキの遊び以下じゃねえかよ。

 まぁどうせお前らは、学生時代は、何の勉強もできなかった、落ちこぼれだからな、

 ………、バカはピストルと権力を握ると、すぐに舞い上がっちまうからな……、どうしようもねぇ。

 

 言っとくがな、我々市民は、おまえらの制服に頭を下げているんであって、

 おまえらの人格や人間性に頭を下げている訳じゃねえんだからな、

 そこんとこをはき違えるんじゃねえぞ ! !

 

 その証拠によ、お前らが私服でいる時、誰が頭下げてくれるんだよ、

 誰も下げちゃくれねえじゃねえかよ、 制服をつけりゃ、誰だって尊敬されるんだよ、

 お前らみたいなゲスどもでもな。」

 

二人の警察官は、もう頼むから勘弁してくれ、とでも言いたげに、

真っ青な顔で、この男の警察に対する罵詈雑言を聞いていた。

 

「カ、カツ丼小僧様、一体どうすりゃ許してくださいますんで………?

 私ら、あなたの言う通り、何でもしますから………。」

 

「よし、犬のお巡りさんごっこをしよう。」

 

「は………?」

 

 

 

2013年

5月

09日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 11

ガチャリ、

 

「なんでしょうか?」

 

カツ丼小僧が、おもむろに玄関のドアを開けると、外には、多くの警察官や、

赤色灯を点滅させた数台のパトカー、白バイ、その他、数十人の見物人と思われる人達がいた。

もう、日も暮れかかっていて、薄暗い様子だった。

 

「カツ丼小僧さんですね?」

 

二人の警察官が、玄関の前に進み出てきて、警察手帳を突き出して言った。

 

「はい、そうですが、一体何の御用件で………?」

 

カツ丼小僧が、そういい終わるや否や、二人の警察官は、いきなり、氏の前にひざまずき、

その場に縮こまって、ぶるぶる震えながら土下座をしたかと思うと、大声で泣き叫びながら、

 

「ゆ、許してくださいまし~~~~~っ、 カツ丼小僧様~~~~~~~っ、

 み、みんな、私らが悪いんでございます~~~~~~っ、

 私らの、あなた様に行った卑劣な行為は、鬼畜にも劣る行為でございました~~~~~っ ! !

 どうか、どうか、ご勘弁くださいまし~~~~~~~っ ! !」

 

と、カツ丼小僧に哀願し始めたのである。

 

カツ丼小僧は、最初ちょっと、とまどった様子だったが、暫く考えた後、

 

「うん、まぁ、本当は今頃、とっくに遅いんだが、それでも、誤りに来ないよりは全然ましだ。

 改心したというのだな、……よしよし、いい心掛けだ。

 もう、ホント、このまま永久に来ないものかと思っていたよ。

 おまえらにも、人間の持つ善良な心があったと知って、俺も少しは安心した。心が晴れたよ。」

 

と言って、二人の警官に、リビングの部屋の中に入るようにと催促した。

 

二人の警官は、恐縮しきりで部屋の中に入ったが、中に二人の脅えきった顔をした男達がいるのを

発見すると、「この方達は、誰ですか?」と不安そうに尋ねた。

 

「ああ、こいつらの事はどうでもいい、うっちゃっといてくれ。

 おい、おまえら、警察官に、何か言いたい事があったんじゃないのか?

 言いたいことがあるなら、遠慮なく言ったらどうだ?

 ちょうど、おあつらえ向きじゃないか。」

 

カツ丼小僧が博士たち二人にそういうと、二人は顔面蒼白になって、震え上がり、

お互いを抱きしめ合いながら、泣き叫んだ。

 

「な、何も、言う事などは、ございませぇぇぇ~~~ん、

 許してくださぁぁぁぁい。」

 

そう言い放つと、膝を震わせながら、やっとの思いで、部屋の外へ出て行った。

 

 

「さぁ、邪魔者は消えたところで、ポリスさん、………、ゆっくりと、お話を、お伺いしましょうか?」

 

 

 

 

2013年

5月

08日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 10

「どうだ? 凄い物、見ちゃったろう? うん? 警察に通報するかい?

 でないと、死体遺棄ほう助の罪で、君たちも罰せられるよ。」

 

「な、な、な、な、なにをバカな………、こ、こ、こ、こ、こ、こんな事が、許される筈は……、」

 

「許される筈は………、 なんだい?  許す、許さないっていうのは、神が決める事なんだよ。

 あんた方には、よくわからないだろうが、人間の意志なんてものは、どうにもならないんだよ。

 人間の運命っていうのは、もう、生まれる前から、全て決まっているのさ。

 もちろん、あんた方が、今日、ここに、この時間帯にやって来る事も、全てね。」

 

「あ、あんた、何を言ってるんだか、サッパリ………。」

 

「は、は、は、博士、と、とにかく、ここを出ましょう。 すぐ、警察に通報しなければ………。」

 

「ワ、ワシャ、ダメじゃ、も、もう、腰が抜けてしまって、とても動けん、

 お前一人だけでも、早く行って、警察や世の人達に………。」

 

「と、とんでもないです。 は、博士一人残して、ここを出て行く訳には参りません。」

 

その光景を見ながら、カツ丼小僧は大声を上げて笑い出した。

 

「うわーっはっはっはっ、 やっぱり、俺の思った通りだ、いつもこうなるんだ。

 まぁ、俺にしてみれば、どっちだって、いい事だがね。

 さぁ、早く、警察に通報しに行ったらいい………どうにもならんから………。

 

 さっき、ホテル責任者の事を、ブチ殺してやる、とかなんとか言ったけど、

 本当は、あのホテル責任者には、内心感謝しているんだ。

 うまく、警察に通報してくれた事をね。

 

 俺の大きな想念の中に、すっぽりと、巻き込まれたに過ぎないんだよ。

 警察もまた、俺の思惑通り動いてくれた。 奴らは、自らが法を犯して、犯罪者の集団となった。

 俺がマスコミや世間に、この事を暴露したおかげで、もう身動きはとれんだろう。

 

 だって、そうだろう。 取り締まる側が犯罪者の集団であるのに、

 そんな人間達が、人を裁いたり、取り締まったりできるのかい?

 そんな事、できる訳がないだろう。

 

 これで、警察は、俺の想念の中をも飛び出て、この現実世界で、完全に無力な物となった。

 少なくとも、俺に関しては、どうしようもなく無力だ。

 後は………。」

 

カツ丼小僧が、そこまで言いかけた時、玄関の呼び鈴が鳴った。

 

「カツ丼小僧さん、警察の者です。 ちょっと、玄関の扉を開けてもらえませんか?」

 

 

 

 

2013年

5月

08日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 9

「ふふふ………、どうだい? ビックリしただろう? 

 でも、まさか、大の大人が小便漏らすだなんてな、ちょっと予想外だったな………。」

 

リビングにもどって、いくらかは正気を取り戻したが、まだ、普通ではない二人に対し、

カツ丼小僧は、さらに追い打ちをかけるような、とんでもない発言をした。

 

「よく、わからないんだけど、あれは恐らく、俺のファンの誰かが、

 警察官を殺して、あそこに置いて行ったんだと思うよ。

 俺が、いつも警察を非難するような事ばかり、マスコミの前で口にするから、

 ファンが同情してくれたんだと思うんだ。 ファンっていうのは、本当にありがたいね。」

 

「あ、…あ、…あんた、……、こ、この事、警察に通報したのかね………?」

 

「警察?…… 何故? ……あんたがた俺が警察嫌いなの、よく知っているだろう?

 なんで俺が、警察署なんかにノコノコ出掛けて行かなきゃならないの?

 そんな事、ある訳ないでしょう、当然でしょう? 

 第一、そんな事したら、俺のために警官殺して、ここに運んで来てくれた、

 俺のファンに対して、失礼でしょう? 当然の理屈でしょう。」

 

「く……、狂っている、 か、完全に狂っている………。」

 

「狂っている、狂っているって、アンタねぇ………、人間皆、どこかしら狂っているんですよ、

 この世に、正常でまともな人間なんてものは、一人だって、いやしないんだ。

 じゃあ、あんたはどうなんです? 

 他人に胸を張って、正々堂々と自分はまともな人間です、正常な人間ですって

 言う事が出来るのかい? もし言えたとしたら、そっちの方が狂っているのさ。」

 

「 そ、そりゃぁ、ワシだって、警察に車で轢き殺されそうになった経験はある、

 で、でも、それは、もう過去の事じゃ、 済んだことじゃないか、

 人間は、お互いに、許しあう心を持たないと………。」

 

「バカ者 ! ! あんた、一体、どこまでお人好しなんだ ! !

   自分の命が奪われそうになったんだぞ ! ! それを、許すだと………?!!!

 あんたの方こそ、狂っている、キ○ガイだ ! !

 

 警察の横暴は、もう歯止めが利かない ! ! それに他人に素直に謝るという謙虚で誠実な気持ちがない。

   俺が、これ程マスコミを通じて、ここまで直に謝罪に来いと言っているのに、一向にそんな気配はない。

 皆が狂っているんだ ! ! どいつもこいつも狂っている ! ! まともな人間は俺だけだ ! !」

 

 

 彼は仁王立ちになったまま、テーブルの前で、大声を上げて泣き叫んだ。

 

 

 

2013年

5月

07日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 8

カツ丼小僧氏の案内してくれた、大きなキッチン・ルームの一番片隅に、

人の背丈より、やや小さめの戸があって、カツ丼氏はその前で立ち止まると、

厳かに二人を見据えて言った………。

 

「この中に、何が入っていると思う? 当ててみてくださいよ。」

 

「う~~~ん、昔の大判小判ですか? それとも宝の地図で探し当てた金貨………。」

 

「いいや、ワシは、恐らく、あなたの事だから、絶世の美女達が大勢この中に閉じ込められていて、

 夜になると、一夜一夜交代で、あなたのお相手をしてくれるのではないかな?

 もしかしたら、AKB48のメンバーや松下奈緒ちゃんが出て来るとかね。」

 

「ははは………、俺のチ○ポは、今、萎えちゃってんだ。 いくらなんでも、それはナシだ。」

 

「博士の頭の中って、ホント……、アイドルや女性タレントの事しかないのかなぁ………。」

 

「わっはっはっはっはっ、 それでは開けてみようか? さあ、お立合いだ、

 二人とも、開けてビックリ、見てビックリするなよ。」

 

「♪な、に、が、で、る、か、な、? ♪な、に、が、で、る、か、な、?」

 

カツ丼氏の事だから、恐らく、相当驚くような物が、中に入っているんじゃないかと、

二人は好奇と期待に、胸躍らせながら、カツ丼氏が取っ手をひねるのを待った。

 

一瞬の緊張の後………、

彼が扉を開けると、中から、制服を来た3人の男が、ドサドサと倒れ込んで飛び出てきた。 

そして、何か血なまぐさい、気持ち悪くなるような異臭が鼻をついた。

よく見ると、その3人の制服の男達は警察官だった………。

青白い顔をして、口をポッカリ開けて、血反吐を吐いていた。もう死んでいるらしい………。

 

 

「ふふふ………、どうだい? 驚いただろう………。

 警察官の死体だ………、 しかも3人、………人の死体を生で見るのは初めてなんじゃないかな?」

 

「………………………。」

 

「嘘じゃない、本物だぜ。 本物の警察官の死体だ。 どうだい? 驚いただろう?」

 

「………………………。」

 

「もちろん、俺が殺した訳じゃないよ、三日ぐらい前から、ここにあるんだ。

 何でここにあるのかは俺にもわからない。

 俺にもわからない内に、いつの間にか、ここに入っていたんだ。」

 

「………………………。」

 

「おいおい、黙っていないで、何か感想を言ってくれよ、

 あまり、黙っていられたんじゃ、俺だって困っちゃうよ、さあ、思った事を言ってくれ。」

 

「………………………。」

 

「わかった、 まぁ、ここで立ち話もなんだから、さっきのリビングに戻って話をしよう?

 …………、ん? な、なんだよ? 震えているのかよ? 足がガクガクしているぜ。 

 あーーーっ ! ! ふ、二人とも、オシッコ漏らしてやがる! !

 

 おいおい、肝っ玉小さすぎるぜ、 今日生憎お手伝いさん休みで、いないんだ。

 小便の後始末、ちゃんとしといてくれよな。」

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

07日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 7

「カツ丼小僧さんが、異常なまでに、警察組織を憎んでいる事は、よくわかりました。

 でも、なんで、ここまで酷い状態になってしまったんでしょうね。」

 

「うん、俺にも、ようわからん………、とにかく、最初、自分が警察に付け狙われていると

 知った時は、確かにちょっとビビったが、それ程は気に留めていた訳ではなかったんだ。

 でも、月日が経つにつれ、奴らの、陰湿さや残忍な振る舞いに、内心、身の毛のよだつような、

 恐怖を感じるようになったんだ。」

 

「具体的にいうと、どんな事です?」

 

「車で、轢き殺されそうになった事があるんだ。」

 

「えっ?」

 

「信じられないような野蛮さだ、学校時代、何の勉強もできなかった、落ちこぼれのクズが、

 権力を持つと、何をやってくるか、わからない。 猿と同じだ。

 徐行運転ではなく、凄いスピードで、後ろから襲って来て、俺の前で、急カーブして曲がったんだ。

 もちろん、最初から当てるつもりはないんだ、ただの脅しさ。」

 

「でも、何故、それが、警察の仕業だと断言できるんです? 証拠はあるんですか?」

 

「おい、その質問はやめろ !! そう言われると、いつまでたってもキリがない。

 あのバカホテルの責任者と同じだ !! 証拠があるのか、証拠があるのかって、嘘ばかりついて

 しらばっくれやがって ! ! あのホテルの責任者だけは、絶対に許しゃしねえ ! ! ブチ殺してやる ! !」

 

彼はそう叫ぶと、また、ソファーから立ち上がり、傍に置いてあった、出刃包丁を掴みとると、

数回、宙をなで切るように大きく振り回し、そして今度は、へその辺りから、また数回、

前方に向って、思いっきり空を突き刺した。

 

「カ、カツ丼小僧さん、やめてください ! ! 落ち着いて……、落ち着いてください!!

 ………と、とりあえず、座って、座って………。」

 

二人がなんとか、とりなだめると、彼は、ソファーに腰を降ろし、真っ青な顔をして、うつろな目つきで、

ゴチョゴチョと、何か呟いていたが、暫くして、正気に戻り、

 

「殺人者っていうのは、こんな風になって、出来上がっていくんだろうなぁ………。」

 

と、フッと、一息、ため息をつくと、博士らの方を見て、

 

「そうだ、ちょっと、あんた方に見せたい物がある、 こっちに来てくれ。」

 

と言って、一人、キッチンの方へ向かって歩いて行った。

 

「博士、どうします? 僕、何か、段々怖くなってきましたよ………。 帰りましょうか?」

 

「バカ者、ここで帰ってどうする? おまえには記者魂という物がないのか?

 これから、何か大きな収穫が待っているような気がするワイ。ほっほっほっ。」

 

二人は、大いなる好奇心を抱きながら、カツ丼氏の後について行った。

 

 

 

 

2013年

5月

06日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 6

「おほっ ! ! 今、朗報が入った、中日ドラゴンズの谷繁が、

 ついに神宮球場で、2000本安打の偉業を達成したそうだ。

 昨日の中村紀洋に続いて、史上44人目だそうだ、素晴らしい、………ガッツだぜったら、ガッツだぜ ! !」

 

どうやら、イヤホーンで密かにナイターを聞いていたらしい。

カツ丼氏は、その場でいきなりソファーから立ち上がり、

大喜びで万歳三唱したかと思うと、またすぐに、ドスンと腰を降ろして、

二人のグラスに、赤ワインを継ぎ足した。

 

「これで、プロ野球界も大いに盛り上がる。 さぁ、お祝いだ、 ジャンジャン飲んでくれ。」

 

「まぁ、それはめでたくて、恐縮なんですが、とりあえず、警察の話を………。」

 

「警察? まぁ、俺の場合は神奈川県警なんだが、むかっ腹が立って、しょうがない。

 本当は警察官、全員殺してやりたい所を、何とか理性で押さえているんだ。

 まぁ、実際、殺しはしないし、そんな勇気もない、安心してくれ。」 

 

彼は、グラスワインを、一思いに、グーーーーッと、飲み干すと、大きなため息を、一つついた。

 

「あの、マミーが、どうとか、………。」

 

「そうなんだ、俺は、ここの所、およそ、10年近く、神奈川県警に、いわれもない嫌がらせを

 受けてきた。まぁ、詳しい事は、俺の「カツ丼小僧公式ホームページ」のホーム(ブログ)にある、

 「フナムシ警察25時、! !」を見てくれ、左下の「サイトマップ」をクリックしてくれれば、すぐだ。

 

 とにかく、あんな卑劣で恐ろしい悪の犯罪組織は、他にはないと言い続けているんだ。

 国民の多くは、それを知らないし、自分と直に関係なければ、どうでも良い事かもしれない。

 とにかく、法に触れることも、もう当たり前のように、やっているんだが、

 悪い事でも、法に触れなければ、やってもいいんだ、という考えも根底に大きくあるんだ。

 

 とにかく、俺が大好きで、いつも買っていたマミーが、いきなり俺が住んでいるマンションの傍の

 コンビニから、姿を消したんだ。 不思議としか言いようがない。

 それも、一つのコンビニではなく、二か所だ。とても偶然とは思えない。

 

 いや、君たちは偶然だと思うかもしれないが、警察は、俺のマンションの部屋に、

 何十回も、平気で出入りしているんだ、「ちょっくらごめんよ、いいんだよ、

 警察のやる事なんだからね、後で、どうとでもなるんだよ。」てな感じで、

 気軽に出入りしているんだ。そして多くの物を盗んで行った。

 そんな奴らのやる事なんか、到底信用できるかよ。

 コンビニ店員と警察がグルになって、………と俺が勘ぐるのも無理がないだろう。」

 

「でも、マミーが、そんなに重要なんですか?」

 

マミー ! ! おお、マミー ! ! あれは、俺にとって、命の次に大事な………。」

 

彼は急に立ち上がると、両腕を上げ、身を震わせて慟哭した………。

博士らが、あっけにとられて、見上げていると、急に彼は、我に返った。

 

「ああ、すいません、つい、取り乱してしまって、………申し訳ない……。

 あれ? 何の話でしたっけ? ああ、そうか、警察が無断で俺のマンションに………。」

 

「じゃぁ、マンションの管理人が、平気で、カツ丼小僧さんの部屋の合鍵を、警察に渡したと

 いう訳ですね。」

 

「もうね、だめですよ、警察というだけで、どいつもこいつも、いいなりですから。

 有隣堂という本屋も、警察と一緒になって、俺を、つまはじきにしたんだ。

 絶対に、許す訳にはいかない。卑劣な奴らだ。必ず、乗っ取ってやるつもりだ。」

 

「乗っ取るって………?」

 

「そう、空想の世界の中では、もう、完全に俺の物になっているんだ。」

 

 

 

2013年

5月

06日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 5

「傲慢でゴージャスな事ばかり思い描いてきたから、とても人付き合いは出来ない。

 他人にこんな事、マジ顔で話しても、相手を傷つけるか怒らせるだけだ。

 でも、だからといって、自分の信念や欲望を変える事は絶対に出来ない。

 だから、今まで、ズーーーッと一人でいたんだ。

 

 もちろん、先にも述べた通り、職に就かずブラブラしていた、というコンプレックスもあった。

 色んな要素がないまぜになって、結局、一人でいるしかなかったんだ。

 自分には、能力的な物が、まったく欠落していたというのも、その一つだ。」

 

「若い内は、猿のように、毎日シコり続けていたと聞きましたが………。」

 

「うわっはっはっはっ………。 よくぞ聞いてくれた。

 そうなんだよ、それだけなんだ、 若い頃の、俺の自慢は………。

 一日、4~5回ぐらい、毎日、休む暇もなく、ぶっ続けでやっていた。 

 本当だよ、誇張でもなんでもない。 いつかアソコがちぎれて血が吹き出るんじゃないかと心配だった。

 

 よく、「俺は一日、8回ぐらいやっている。」と豪語する人もいるけど、

 学生や無職の人なら、いざ知らず、普通に働いている人なら、それは絶対不可能だ。

   あれをやると、絶対に眠くなるんだ、 ただの、精力の浪費だよ。」

 

「カツ丼小僧さんは、冷たい飲み物を、がぶ飲みするのが好きなそうですが………。」

 

「うん、そうなんだ、 体質なのかもしれないけど、すぐに喉が渇くんだ。

 子供の頃から、ズーーーッと、そう………、それも、温かいお茶などではダメで、

 ガンガンに冷えた奴だ。 それをな……、一気にゴクゴクッと、飲み干すんだ。

 

 体に悪いのかもしれないけど、止められないんだ。もう、うまくて、気持ち良くて、

 一日、500mlの物を10本分くらい、………つまり、一日5リットルぐらいだ。

 冷たい飲み物を、思いっきり飲み干している時が、俺にとって一番の至福の時間だ。

 

 どんな種類の物かと言えば、まず、野菜ジュースや果物ジュース、乳酸菌飲料の、

 ヤクルト、カルピス、マミーに、ジョア、ミルミル、

 後は、ミネラルウォーターや、麦茶、緑茶、ウーロン茶、  …………、

 こういった物を交互に飲むんだ。アルコールは、殆どやらない、

 今日は赤ワインをやっているが、たまにだ………。

 アイスコーヒーも、気持ち悪くなってくる時もあるんで、あまり飲まない。」

 

「炭酸飲料はどうですか?」

 

「う~~~ん、コーラは好きで、たまに飲むけど、基本的には炭酸飲料はダメ、

 あれを飲むと、喉が痛むんだ、 あれを飲んでも、のど越しスッキリ、とは、いかないからね。」

 

「羨ましいですね、 カツ丼さんは幸福に囲まれているようじゃないですか。」

 

「いや、そうでもないんだ………、実は、10年程前から、国家権力に付け狙われていてね………。」

 

「あ、………カツ丼さんが警察に目を付けられているのは、もう日本中で、結構有名です。

 どうなされたんですか?」

 

「マミーが飲めなくなったんだ。」

 

「は………?」

 

 

 

 

2013年

5月

06日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 4

「でも、カツ丼小僧さん、これだけの立派な豪邸や、金ピカで、デラックスな装飾品など、

 実際の所、どうやって、手に入れたんです? 親の遺産もなく、働いてもいないんでは、

 普通、常識的に考えれば、絶対にありえない事ですよ?」

 

「それが俺にもわからない、いつの間にかこれだけの物が、自分の身の周りに集まっていたんだ。」

 

「いつの間にか………? これだけの物が………? ここに………?」

 

「いや、この豪邸なんて、俺の持っている資産の、ごく一部に過ぎないさ。

 世界各国に、俺の自宅や、別荘なんて、幾らでもあるんだ。

 つまり、前から、言っているんだけど、全ては俺が頭の中で考えた事が、

 このように現象として、目の前に現れているに過ぎないんだ。

 

 ただね、若い頃から、このような豪勢な暮らしをしていた訳ではないんだ、

 ホント、つい最近だよ、今49なんだけど、やっとの事で、

 空想世界が現実化し始めてきているという訳なんだ………。」

 

「あのう、………最初の質問に戻りますが、実際、このような豪華な品物やお金などは、

 どのような形で、あなたの元に、入って来たんですか?

 具体的に、お答え願えたら………。」

 

カツ丼氏は、傍にあった赤ワインのボトルを手に取ると、博士やインタビュアーのグラスに

トクトクと注いだ後、自分も一口、美味そうに飲み干して、気持ちよさげに話し始めた………。

 

「うん、まぁ、殆どが、自分のファンや、熱烈な支持者のプレゼント、贈り物だ。

 この世に、自分の事を熱烈に愛してくれている支持者がたくさんいて、

 勝手に、色々な物を持って来ては、ここに置いて行くんだ。」

 

二人の聞き手は、暫くの間、あっけにとられていたが、ハッと我に返って、再度、質問をした。

 

「でも、こんな高価な物を、泰然と置いて行く方が、そんなにおられるんですか?

 ちょっと、にわかには信じる事は出来ませんが………。」

 

「そりゃぁ、いるさ、俺のファンの中には、世界屈指の大金持ちが沢山いるんだ。

 例えば、その人間が、数百億ぐらいの資産を持っていたら、その内の十分の一くらいの

 お金を、自分に譲ってくれたって、何の不思議もないだろう。 俺の事を心底愛してくれているのなら。

 

 金は天下の回り物だよ、ある所には幾らでもあるんだ。でもお金のない人からは、

 絶対に取れないよ………。そういうやり方は絶対にしないし、出来よう訳もない。」

 

「いや、なんか、途方もなく、スケールの大きな話ですね、

 でも、カツ丼さん、お金を譲ってくれた方には、その見返りとして、

 何か、カツ丼さん独特の、ご褒美だとか、優遇が与えられるんでしょうね?」

 

「いや、何も………。 そんな見返りなど一切要求してこないどころか、

 こっそり、人知れぬように寄付してくれるだけさ。俺を、あまり煩わしちゃ悪いと思っているんだろう。

 とにかく、俺のファンというのは、自己犠牲の精神に富んだ謙虚な人達ばかりなんで、

 俺に何かを要求するなんて事は、まったくないし、俺も、体力や時間が、そうある訳では

 ないんで、ちょっと、そういうのは難しんだ。」

 

「もちろん、そういう方達に、感謝はしているんでしょうね?」

 

「そりゃぁ、そうさ、 自分の事を愛してくれているんだからね。当然ですよ。」

 

 

 

 

 

 

2013年

5月

06日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 3

「俺は、この現実世界と頭の中で空想している世界は全てが繋がっていると

 思っているから、空想の中では、ひっきりなしにスケールの大きな、良い事ばかり

 考える事にしているんだ。」

 

「じゃぁカツ丼小僧さんの人生は、今までに辛い事や嫌な事は、まったく無かったんですか?」

 

「そうとも言えるし、そうとも言えない………、

 つまり、………現実には嫌な事はいっぱいあったさ………。

 いい歳の大人が何も働いていない訳だから、周りからは白い目で見られるし、バカにされるし、

 正直、非常に辛かった………。普通の人間だったら、絶対に耐えられない筈だ。

 

 でも、そういう時は、物事を別の角度から見て、自分に都合の良いように解釈するような

 癖をつけるようにして、その場を乗り切ってきたんだ。

 例えば、どんな職に就いている人だって、会社や職場の中で、必ず辛い事や嫌な事は

 いくらでもある、 俺みたいに何もしていないプータローからしてみれば、

 職に就いている、というだけで羨ましくもあるんだけど、

 実際、職に就いてみれば、死にたくなるくらい、辛い窮地に立たされる事もある筈だ。

 

 一人の人間の持つ、幸、不幸の総量が決まっている、と思う事にしたんだ。

 最低の、どん底の、どうしようもなく哀れな状態にいたから、

 自分の頭の中を、そのように切り替えるしか、もう、やりようがなかったのさ。」 

 

「でも、なんで、カツ丼小僧さんは、職に就こうとする努力をしなかったんです?

 どんな職業にだって、頑張れば、就く事が出来たと思うんですが………。」

 

「うん、俺は、若い内、と言うより、ガキの頃から、少年漫画が大好きでな………、

 石ノ森章太郎先生の「マンガ家入門」や、つのだじろう先生の「その他くん」、

 藤子不二雄先生の「まんが道」、などにも影響を受けて、もう、将来は、

 何がなんでも、漫画家になってやるんだという、意気込みに燃えていたんだ。

 

 その延長で、今の今まで生きてきているんで、それ以外の職に就くという事は、

 一分たりとも考えた事がないんだ。

 ただ、最近は、というより、もう30年くらい前から、あまり漫画は読まなくなってしまった、

 

 子供の頃は、あれ程好きで毎日むさぼるように読んでいたのに、

 今の漫画は、まったく自分の性に合わない、絵も案も軽すぎるし、深みがない………。

 それに、全ての漫画が無個性で、どの作品も皆、同じように見えるんだ。

 ただ、歳を取った、という単純な理由だけでは、どうしても割り切れない何かがあるんだ。

 

 昔の漫画は感動的だった……。

 山川惣治原作・川崎のぼる作画の西部劇漫画、「荒野の少年イサム」、

 手塚治虫の医者をモチーフにした、「ブラック・ジャック」、

 石ノ森章太郎の「佐武と市捕り物控」、「さんだらぼっち」のような時代物、

 つのだじろうの泣けるペーソス・ギャグ漫画、「泣くな ! 十円」

 藤子不二雄の異色怪奇漫画「魔太郎がくる ! !」……… 。」

 

そこまで言い終わると、彼は床にひれ伏し、慟哭して、暫くは、立ち上がれないままでいた………。

彼にとって、子供時代に見た漫画と言うのは、遥かなる、安らぎの地、桃源郷であったようだ………。

 

 

 

2013年

5月

05日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。 2

「いや~~、今日は本当に素晴らしい日だ、………、

 中村紀洋は、ナゴヤドームで、2000本安打を達成するし、

 元、読売巨人軍の長嶋茂雄さんと松井秀喜は、東京ドームで国民栄誉賞を授与するし………、

 端午の節句、子供の日にふさわしい、大祝日だ………。

 あとは、中日ドラゴンズの谷繁の2000本安打だな。」

 

「でも、谷繁さんは、他球団の選手ですよ………、いいんですか……?」

 

「おい、あんまり俺を見損なわないでくれ、………そんなにケツの穴の小さな男じゃないよ、

 こういう、個人の記録ともなると、話は別だ………

 ましてや、谷繁元信は元横浜ベイスターズの正捕手だったんだぜ。

 まぁ、当時の森監督と険悪な状態になって、結局ドラゴンズに移籍しちゃったんだけど………。」

 

「今日、ここを、お伺いしたのは、野球の話ではなく、カツ丼小僧さんのこれまでの半生と、

 今現在の性癖、………いや、生活について、お尋ねしようと………。」

 

「俺の半生だって? 何もしてないよ、ただ、寝っ転がってゴロゴロしていただけだよ。

 若い頃、数か月程、漫画家のアシスタントをしていた事があるけど、

 役立たずで、すぐに辞めさせられちゃったよ。 俺は、こう見えて体力も能力も、まったくないんだ。」

 

「というと、生まれて、この方、一度も正規の職に就いて働いた事がないんですか?」

 

「ないね………。」

 

「じゃあ、どうして、こんな豪勢な暮らしをしているんですか? 理解に苦しみますね……?

 親が大資産家だったとか、ドリームジャンボ宝くじに当せんしたとか?」

 

「親には、若い頃から世話になってきた………、迷惑のかけ通しだった。

 でも、俺の親は別に資産家とか、大金持ちだった、という訳ではない………。

 俺一人分くらい、なんとか養うくらいの金の余裕があったというだけのものだ………。」

 

彼は葉巻を、さもうまそうに、くゆらせながら話を続けた………。

 

「俺にとっては、想念の力が全てなんだ……、」

 

「ソウネン?」

 

「うん、つまり、頭の中で考えた想いだ………、俺は若い内から、俗世間とは、

 殆ど関わりを持たずに、常に没交渉的な態度を取っていたから、

 この現実世界のルールやしきたりに、囚われる事がなかったんだ。」

 

「ルールやしきたり? つまり、この世の常識という事ですかな?」

 

「まぁ、そういう事です。 つまり、普通の人間だったら、

 働かなければ、金は自分の手元に舞い込んで来ないと思うだろう………、

 これが「常識」だ。 でも、俺は違うんだ………。

 

 実際には働かなくとも、想念の中で、自分を大金持ちにしてしまったんだ。

 長い間、心の中で、思い続けて来た事は、その分だけは、いずれ現実の物となって

 この世に現れてくるというという考えだ。」

 

「何か、面白そうな話ですね、それでは、この話の続きは、また次回………。」

 

 

 

2013年

5月

05日

カツ丼小僧氏の優雅な生活。

「博士、今日初めて、カツ丼小僧さんのご自宅にお伺い出来るなんて、

 なんか、ちょっと緊張するし、ゾクゾクしませんか?」

 

「そうかね、ワシはなにも緊張せんが………。 ワシはもう、恐れる物など何もない年齢じゃ。

 小僧一匹に緊張などして、どうするんじゃ? 

 松下奈緒ちゃんでも現れれば、少しはドッキリもするじゃろうが………。」

 

 

お尻倶楽部編集者から渡された地図を頼りに、都心から少し外れた、のどかな郊外を進んで行くと、

カツ丼小僧の豪奢な屋敷があった。 洋式建築の壮麗な豪邸が二人の目の前にあった………。 

屋根の上には、仰々しく、「カツ丼小僧デラックスハウス」という大きな看板が飾ってある。

 

「博士、これはビックリしました………、予想外です、 こんな立派な家に住んでいるとは………。」

 

「うん、たまげたな、………でも、たまげてはいかん、………

 中から、AKB48でも出て来るという訳じゃなし、キチッと対応しなければ………、

 今日は遊びで来た訳ではないんじゃ………、カツ丼氏への取材という名目で来た訳じゃから………。」

 

「ふふふ………、博士の話の中には、いつもアイドルや女性タレントが出て来るので、

 なんだか、嬉しくなってきますよ………。」

 

今にも、噛みつかれそうな荘厳なライオンの顔をかたどった、呼び鈴のボタンを押すと、

暫くして、中から葉巻をくゆらせた、恰幅のいいガウン姿の男が現れた………。

 

「あ、いや、遠い所を、よくおいでくださいましたな………。 

 お待ちしておりましたよ、 さあ、どうぞ、どうぞ、中へ。」

 

男は、口から煙を吐き出すと、さも愉快そうな顔をして大声で笑った………。

その、屈託のない笑顔は、まるで子供そのもののようにも見えた。

 

「あなたがカツ丼小僧さんですね、今日は本当にお会いできて、光栄です。」

 

「まあ、まあ、堅苦しい挨拶は抜きにして、とにかく、御上がんなさい。」

 

 

中に通された二人はあっけにとられた。

なぜなら、部屋の中いっぱいが、金銀珊瑚綾錦、世界中の、ありとあらゆる豪奢な装飾品や宝石、

一流の絵画や家具などで、びっしりと埋め尽くされていたからである。

 

「こ、これ、皆、カツ丼小僧さんの物なんですか………?

 随分と大富豪のようで、おられるようですね? 資産は如何ほどお持ちで………?」

 

「バ、バカ、………失礼な事を聞くんでない………、

 カ、カツ丼小僧さんが、一体、どのようにして、このような、お金持ちに

 なられたのか………、その、いきさつを………。」 

 

博士がそこまで話しかけた、その瞬間だった、……… 

いきなり、カツ丼氏は、「うおっ ! ! 」と、大声を張り上げると思いきや、

ソファーから立ち上がると、ドドドドドッ と、隣の部屋に駆け込み、再度絶叫したかと思うと、

暫くもしない内に、また、すぐに戻って来て、

 

「お、おい、き、君たち、……やった、やったぞ ! ! ……中村紀洋が、今、左中間方向に

 二塁打を放った、………これで、2000本安打達成だ ! !

 中村紀洋、偉業達成、本当に、おめでとう ! !

 それに今年のベイスターズは、やけに調子がいい。

 このまま行けば、ひょっとすると、ひょっとするぞ~~~~~~っ!!]

 

カツ丼小僧氏は、大の横浜DeNAファンであったのだ。

 

 

 

2013年

5月

05日

エジソンも夏目漱石も偉人ですが・・・(笑)

皆さん、こんにちは。昨日、中村紀洋が、名古屋ドームで、2安打を放ち、

2000本安打まで、あと2本に迫りました。 ワクワクして来ますね。 今日はどうなんでしょうか?

 

中日ドラゴンズの谷繁元信選手も、あと2本で2000本安打達成です。

元、横浜ベイスターズの選手だったので、もちろん、こちらの方も応援しています。

中村紀洋選手と、どちらが先に達成するのか楽しみですね………。

 

 

それから、元モーニング娘。の保田圭さん (32歳) が、この度、3つ年上のイタリアンシェフと、

婚約されたそうで、おめでとうございます。 男の方、イケメンですなぁ………。

一部のマスコミは、保田さんの事を「ブスキャラの勝ち組」などと、失礼な書き方をしていますが、

僕は、保田さんのような、素朴そうな顔立ちや人柄が好きなんです。(笑)

 

 

ところで、またサブジェクト機能の話で申し訳ないんですが、段々と、なんとはなしに、

コンピューターの選択基準というのが、わかってきました。

 

「カツ丼小僧 エジソン」や、「カツ丼小僧 夏目漱石」などは、一回しか、

このブログに書きこんでいないのに、一発でトップに出てくるのは、

最初から、コンピューターの方で、トップにする固有名詞を決めているからだと思います。

昔の偉人という事で、お手頃なところで、という事なんでしょうか?

 

「エジソン」や「夏目漱石」もそうなんですが、「アシスタント」、「ラバウル」、「清原和博」、

なども、恐らく、そのように指定されているのではないかと思います。

でも、「松坂慶子」や「北野武」、「イチロー」などは、違うようです。

「AKB48」などは、いくら書いてもまったくダメです。(笑)

コンピューターの考えている事などは、人間のワタシの頭では、とてもとても理解が及びません。(笑)

 

 

そして、最後に、もう一つだけ………。

このブログに記してある事は、僕の思い出であると同時に「記録」の場でもありますので、

一度書いた物は、余程の事が無い限り、削除したり大きく訂正したりする事はありません。

このまま残しておくつもりですので、皆様、安心してお読みください。

(ただ、細かな文字の間違いや、文章の言い回しなどは、幾らかの訂正はあります。)

 

また、このブログの、もっと過去の物を見たいという方は、

左側一番下の「サイトマップ」をクリックして検索してください。

 

それでは、日本全国、津々浦々のカツ丼小僧を応援してくれている皆さん、

今後とも、「カツ丼小僧公式ホームページ」を宜しくお願い申し上げます。

 

 

                             みんなの情婦 カツ丼小僧

 

 

 

2013年

5月

04日

カツ丼小僧の面白Q&A、「どうしてですか?」 17

久しぶりに、AVを3本まとめて買ってしまった。 たった今、その内の一本を観たんだけど、

なんとか、射精(ちょびっとですが……)するまでに、1時間以上もたせる事が出来た………。

 

嬉しいなぁ、 ホント、快挙ですよ。

若い頃だったら、ヘタすりゃ、5分もしない内に、ドクドクピュッピュと、出てしまいましたからね。

………こんなにも、AVをじっくりと腰を据えて鑑賞する事が出来るなんて………。

 

神様、僕を不能にしてくれて、ありがとう。(笑)

 

 

「博士、カツ丼小僧さんが、神様に感謝しておりますよ、 不能にしてくれてありがとう、って………。」

 

「まったく、彼の考えている事は、ようわからん、………。

 彼は、なんでも、神の事を、全知全能の魔法使いだと言っておって、

 若い内から、その魔法使いに頼りっきりなんだそうじゃ………。」

 

「どうして、不能にしてくれて、ありがとう、なんですかねぇ………、

 普通だったら、神を恨んでいる所ですが……。 どうしてですか?」

 

「いや、彼はな、どうも物事を逆説的に捉える癖があるらしい………、

 一見不幸のように見える事も、冷静に客観的に見ると、実は自分にとって、

 良い事なのではないか、と………。 ピンチはチャンス、が彼の口癖なんじゃ。」

 

「どうしてですか? どうして彼は、こうも哲学的なんですか? どうしてですか?」

 

「うむ、若い頃は、とにかく自己啓発の本を読み漁っては、自分を震い立たせていたようじゃ。

 本人は、ただ、ゴロ寝していただけ、と言っているそうじゃが、頭の中では、

 ひっきりなしに、ダイアローグ(対話)を続けておったんじゃ。

 そして、数年前には、斎藤一人さんの本も読み漁っていたそうじゃ………。」

 

「 どうして、カツ丼さんは、小説は、ほとんど読まないのに、自己啓発の本は、

  そんなに読むんですか? どうしてですか?」

 

「彼は空想世界の住人じゃが、ただのロマンチストではなく、常にこの現実世界とも

 対峙しておるんじゃ。「現実の中にこそ、夢がある。」と、いつも言っておるそうじゃ。」

 

「夢想家でありながら、現実家なんですね、 そうでしょうね、

 ただの絵空事を空想していても、実際は面白くないでしょうからね。」

 

「どうだろう? 今度、一度アポを取って、カツ丼小僧さんの所へお邪魔して、

 本人に、直に色々、話を聞いてみようか………?」

 

「どうしてですか? どうしてそんな事に今頃気付いたんですか? どうしてですか?」

 

 

 

2013年

5月

03日

カツ丼小僧の面白Q&A、「どうしてですか?」 16

「博士、昨日の話の続きです。 楽しみにして参りました、 クスクス………。」

 

「うむ、ワシとしても、恥をさらすようで嫌なんだが、君や読者の期待に少しでも応えようと思う。」

 

「どうして、自分の肛門なんですか? 他の男の物ではダメなんですか? どうしてですか?」

 

「いやいや、君はなにか、おかしな事を言いよるな。 ワシは自分の肛門を見たいといっておるんじゃ。

 それに、ワシが見たいのは美女の肛門であって、男の物を見たいなんて思った事は一度もないワイ。

 豪傑な猛者どもの、汚い肛門を見てどうするね? 君………。」

 

 

「失礼しました………。博士は常々、肛門を覗かれた美女の羞恥に打ち震えた顔を見たい、

 とも、言っておられました。………… でも、どうして肛門なんですか?

 他の箇所ではダメなんですか? 玉袋の裏側とか………? どうしてですか?」

 

「うん、それなんじゃ、 「お尻倶楽部」で、毎日のように、美女の肛門を見ている内に、

 ワシは、ある奇妙な事実を発見したんじゃ………。 それは、肛門のひだやしわの形状が、

 人、それぞれに異なっていて、特徴があるという事なんじゃ………。

 

 それで、ワシが研究に研究を重ねた結果、肛門にも、手の平の手相同様、

 運命線や感情線、頭脳線などがある事を発見したんじゃ、 素晴らしいじゃろ。」

 

「でも、どうして、それが肛門相だとわかったんですか?

 それは、手相のそれと、まったく同じなんですか? 」

 

「いや、「お尻倶楽部」の 写真では、女の子の手相まで掲載されている訳ではないので、

 比較しようがないから、自分の物で立証しようという気になったんじゃ。」

 

「はぁ、それで………、で、どうだったんですか?」

 

「うむ、手相のそれとは、随分と違っていた………。」

 

「じゃぁ、まったくもって、意味がないじゃないですか………。

 手相のシワと合わないとなると、信憑性を持ちませんね。

 だって、一人の人間に、二つの人格や人生がある訳がありませんからね。

 それでも、どうして博士はそんなに自信を持って話をしているんですか? どうしてですか?」

 

「いやいや、ワシはな、そんな事よりも、もっともっと畏れ多い、重大な事実を発見したんじゃ………。

 それはな………、その肛門のシワや形状というのはな………、

 なんと、………その肛門から飛び出て来る、ウンコの量や性質、仕込み具合などをも、

 表しておったんじゃ、 そして、なんと、そのウンコの未来の行く末までも………。」

 

「……………。」

 

「なんじゃ? 信じんのか? 」

 

「博士、あんまり人をおちょくるのもいい加減にしてくださいよ………、

 だいたい、ウンコの行く末ったって、一回、トイレの水で、ジャーーーッと、

 洗い流されれば、それでお終いじゃないですか………。

 どうして、まじめくさった顔をして、そんな大ぼらが吹けるんですか? どうしてですか?」

 

「すまん………、全ては、君を喜ばせたいため………、 読者を喜ばせたいため………。

 臭い話は、全て水に洗い流して許してくれ………。 ジャンジャン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

女の子大好きな人たちのためのページです

 

 

・・・と言いましても女嫌いな人などそうはいないでしょうが・・・・

 

それを考えますとこのページの将来性は期待大ですな・・・ ムフフ・・・

 

 

まだまだ勝手がわかりません

機械に弱い僕です。

 

前途多難ですがなんとかがんばってみます。

 

カツ丼小僧公式ホームページを今後ともよろしくお願いします。

 

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