カツ丼小僧の面白Q&A、「どうしてですか?」 10

「面白博士、昨日の話も面白かったです。

 今日も、それ以上の話を期待しています。 宜しくお願いします。」

 

「うむ、今日は、がらりと話題を変えて、素敵なお花屋さんの話をしよう。

 ワシの家の近くにある、とある商店街の一角に、

 こじんまりとはしておるが、オシャレで雰囲気のある、とても綺麗な花屋があったんじゃ

 

 

 ワシは、まだ若かった頃………とはいっても60は過ぎていたが、

 週に一度ぐらいは、その花屋に寄って、パンジーやチューリップ、コスモスなどの

 美しい花を少しばかりづつ、買っていったんじゃ………。」

 

「どうしてですか? どうして花なんですか? 博士が花に興味を持っているなんて初耳ですが………。」

 

「いや、だから、これから、それを話す所じゃ。 わかるじゃろ………、

 大体の所は、………その花屋の娘が………。」

 

「ああ、綺麗な若い娘で………、年甲斐もなく、博士が、その娘を好きになって………。」

 

「そ、そこまで言う事ないじゃろう。 まぁ、事実としては、そうなんじゃが………。

 いや、本当に美しくて、素直そうな子じゃった………、女優の松下奈緒ちゃんのような………。」 

 

「松下奈緒? それは高嶺の花だ、………とても高すぎて、博士には買えません………。」

 

「うん………、実は、ある日の夕方、雨の日だったんじゃが、いつものように、

 その花屋に寄ってみると、その娘が、店にいないんじゃ………。外から覗いてみて、

 誰もいないんで、恐る恐る、中に入ってみると、………なんと! ああ、ワシは見てしまったんじゃ ! !

 彼女が、店内の片隅で、パンジーの植えてある鉢の上に大きくまたがって、スカートをめくりあげて

 しゃがみこみ、放尿をしている所を………。

 

 ワシは、一瞬、めんくらって、「うおっ ! !」と、大声を上げてしまったんじゃ。

 もちろん彼女は、すぐさまワシの存在に気づきはしたが、別に慌てる素振りも見せず、

 「あら、おじさま、いらしていたんですか? でも、どうしたんです?

  そんな、素っ頓狂な声を上げられて………。」と、こうのたもうたのじゃ………。」 

 

「どうして、彼女はそんなハレンチな行為をしていたんでしょう?

 カツ丼小僧氏が聞いたら、すぐさま、摩羅を掴んで、その場で猿のように、

 ゴシゴシしごきだしそうな話ですが………。 どうしてですか?」

 

「だ、だから、これから、その話をしようと言うのじゃ………、慌てるでない。

 彼女が言うには、「おじさま、………おじさまには、私の放尿行為が、奇異のように

 写ったかもしれませんけど、私にとっては、不思議な事でもなんでもありませんわ。

 

 ここで売られているお花は、皆全て、自分の子供のように、愛情を持って育てているの………。

 だから、こうして自分のおしっこで花を育ててみたくなるのは、自然の行為です。

 肥料だって、私の糞を使っているのよ………。 素敵でしょう………。」と、言うのじゃ。」

 

「不思議な娘ですね………、面白そうで興味が湧いてきました。

 でも、その話、随分と長いですね? どうしてですか?」

 

「よし、わかった。 この話は次回に持ち越そう………。」

 

 

 

   

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