こんばんは。 暗闇大好き、闇夜のカラスの、カツ丼小僧です。(笑)
今回は、笑いの中でも、ちょっとシュールな、ブラック・ユーモアの話。
まぁ、こういうネガティブな笑いというのは、受け付けない人は、まったく
受け付けないんでしょうがね。
僕は、ちょっと、不気味な物とか、暗い物、大好きなんで、
(フナムシ、ムカデ、ゲジゲジ、ケイサツを除く。)(笑)
こういう、ある意味、エスプリに富んだ毒のある笑いは興味がありますね。
つまり、ゾッとするけど、可笑しいってやつで、子供の頃、僕もよく、
藤子不二雄さん(安孫子素雄)の絵の類似のような絵柄で、(笑ゥせぇるすまん、魔太郎がくる ! ! 等)
ちょっと不気味なタッチで、ブラック1コマ漫画や、4コマ漫画を描いていました。
(もちろん、箸にも棒にもかからない物です。)
僕が子供の頃見た、安孫子さんのブラック1コマ漫画で、幼児がまな板だか、積木の大きい物の
上だかに人形を乗せ、それを幼児がニタニタ笑いながら、包丁で切り刻んでいるのを見た両親が
「ウチの子供、大きくなったら、一体、何になるのかしらねぇ?」と、脅えているというのがありました。
やはりそれは、不条理な笑いの一種で、日常、あってはならない、あり得ない、
でも、理解しがたいのではあるのだけれども、絶対にないとは言い切れない恐怖を、
笑いというオブラートでくるんで、一つのコマの中に凝縮して見せた独特のユーモアなんですね。
でも、こういうネタを、瞬時に考え付く人というのは、やはり、普通のまともな
性格ではダメです。かなり、 奥が深く、ヒネた人でないと。(笑)
こう言ってしまっては、身も蓋もないのかもしれませんが、やはり才能でしょう。生まれ持っての。(笑)
しかし、今は現実が虚構を凌駕していますからね、難しいと思いますよ、こういうの作るの。(笑)
十数年前は、警察官が勤務時間中に、業務そっちのけで雪見酒マージャンをしていた事が発覚し、
世間をアッと驚かせ、「えっ? 警察官が? 信じられない ! !」なんて言うのもありましたが、
今はもう、驚きすらないじゃないですか。
警察官が痴漢しようが、窃盗しようが、もう、誰もなんとも思いませんよ。
現実のブラック・ユーモアにさえ、感覚が麻痺しているというのに、
フィクションの世界で、どうやったらそれを作れるんでしょうねぇ。(笑)
昔は、このようなジャンルでは、ロアルド・ダールやサキ、日本人では、
漫画の藤子不二雄、小説家の阿刀田高さんなどいたんでしょうけどね。
30~40年ぐらい前でしたら、こういうのも作りやすかったんでしょうがねぇ。
今はちょっと………、あっ、厳しい時代でも作っていかなきゃいかないのが、
作家に課せられた使命でしたね。 弱気な事ではいけませんね。 すいません。
僕が大学生だった頃、本屋に世界各国の「ブラック・ジョーク集」が
本棚にズラリと陳列されていて、幾らか読み漁った経験があります。
その中から、ちょっと、ショッキングなジョークを一つ紹介します。
※ ※ ※
K君の家の前に、バットやグラブを携えた、野球少年たちが数人やってきて、
家の窓の外から、K君に向って叫んだ。
「お~~い、K君、仲間が足りないんだ、僕らと一緒に野球をしようよ。」
すると、家の中から、母親が血相変えて飛び出てきて、
「あんたたち、ウチの子は、この前、大事故に合って、
両手両足、切断されて、ベッドの上で寝たきりなの知ってんだろ !!
何てこと言うんだい ! !」と、怒り狂った。
そうしたら、子供の一人が……… …
「いや、ベースに使うんだよ。」