「笑い」について、一考。 2

だじゃれとか、問答のようなものは、笑いの中では、

最も質の低い、低レベルのものだとよく言われますが、何故でしょう?

 

それは、人間の心の機微や葛藤などを、まったく無視した、ただの言葉の遊び、

言葉のゴロ合わせに過ぎないからだと思います。

 

内容のない、言葉のゴロ程、空虚でうつろな物はありません。

 

ドイツ人とオランダ人との会話で、

「この帽子、ドイツんだ?」 「オランダ。」

 

などという、愚にもつかないダジャレ話を言って、

一人、悦に入り、周りに寒気を催させている人もいますが、すぐに止めた方がいいと思います。

このような事で、他人をしらけさせるのは一種の軽犯罪に等しいのです。

 

厳しい事を言うようですが、つまらぬダジャレを口にするのは、さっそくやめた方がいい。

彼は、その事が周りにどれ程の悪寒をもたらしているのか知らないし、知ろうともしない。

 

「君は、三鷹を見たか。」だとか、「コーディネートは、こうで、ねぇと。」

なんて、いきなり言われて、あなた、笑えますか? 口元がひきつるだけじゃないですか。

まぁ、日本人というのは、人がいいんで、何も言いませんが、本来なら誰か

たしなめてあげる人も必要ではないかと思います。

 

こういった、ダジャレの遊びという物は、確かに自分の頭の中で、頭の柔軟体操として

やるのなら、楽しいし、それはそれでいいと思います。

しかし、日常生活において頻繁に口にするのは、ちょっとどうなのかな、と思います。

笑いの潤滑油どころか、人間関係を悪化させるだけです。(笑)

 

ただ、際どくタイミングを心得ていたり、その場に、かなり似つかわしいダジャレの場合に限り、

使ってもいいのだと思います。

 

僕も、このブログで、よく「カツカツ生活、カツ丼小僧」などと、つまらぬ事を言いますが、

それは、あくまで、テーマがお金にまつわる話であるとか、しかも、本当にカツカツ生活で

実生活で自分は苦しんでいるんだよ、と表現するために使っているのです。

(まぁ、実際、そこそこの貯金はあるのですが、 ボクチン「無職」なもんで、

 この先、どうなっていくのかわからないという不安もありまして……。)(笑)

 

何もない所に持ってきて、ただ、言葉のゴロが頭にひらめいただけで、何の関連付けもなく、

口にするのは、およしなさい、と言っているのです。

 

上の、「君は、三鷹を見たか。」にしても、実際、友達と三鷹にやって来て、

タイミングのいい所で、そのダジャレを、上手い具合に飛ばすのなら、まぁなんとか許されます。

 

しかし、いずれにせよ、安易にダジャレを飛ばすのは、

人間関係を悪化させ、あなた自身の人間性をもおとしめる事になりかねませんので、

注意した方がいいと思います。

 

まぁ、人間性という点に関しては、僕もあまり他人の事は言えませんがね。(笑)

 

 

 

 

 

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