最近、エロ小説ってどうなんでしょう?
個人業の本屋も激減しているようですし、ちょっと、危機的状況なんじゃないですかねぇ?
エロ漫画だってねぇ、本屋そのものが無くなってしまうとなると、………。
僕、若い頃は結構エロ小説好きだったんですよ。 特にSM物が。(笑)
活字の方が、想像力が膨らんできて、エクスタシーに達しやすかったりするんですよ。
ただ、若い時っていうのは、ちょっとした事で、すぐ達してしまうので、
エロ小説買って、読んでも、最初の数ページぐらいの所で、すぐ精液が出てしまうので、
なにか、(精液が)もったいなくて、もったいなくて………。(笑)
写真とか、劇画ですと、そのまま、メインの場所で抜けるからいいんですが、
小説の場合、そのメインに達するまでの、それ程盛り上がらない所で、もう出てしまうんです。
ただ、若かったんで、小出しに数回だした後、最後に思いっきりしごいて、全てを全力で出し切り、
フィナーレです。 素晴らしき哉、わが青春、です。(笑)
ところで、僕の好きなエロイラストレーターといえば、加藤かほるさんや春川ナミオさんなど、
数名いますが、その他にも、日刊ゲンダイや夕刊フジ、東スポに掲載されている
イラストなど、カラフルで色っぽい絵が大好きで、写真などを遥かに凌駕している物も
いっぱいあります。
今はどうなのか、よくわかりませんが、僕が若い頃などは、小説単行本の表紙などは、
実に色っぽい女の精密なイラストが描かれておりまして、西村春海さんの絵とか、
本当に、目が覚めるようなエロティシズムを醸し出していましたね。
正直、カツ丼小僧の漫画チックな絵では、あの場を飾る事は出来ません。
やはり、しっとりとした、ねっとりとした、粘つくような、いやらしさがなくてはなりませんね。
でも、一体ああいう精密なエロイラストって、一枚どのくらいの時間をかけて描いているんでしょうね。
僕には想像も出来ません。
もちろん、イラストですので、アシスタントが協力しているなんて事もないでしょうからね。(笑)
でも、漫画家と違い、自分の作品を自らの手で、全て仕上げられる訳ですから、それは魅力です。
アシスタントの手が入っているという事になると、それはちょっと、自分だけの作品、
とは言いにくくなる事もあると思いますしね。
(アシスタントの仕事というのは、意外にも重労働です。)
漫画家によっては、コマ割りと下書きまでが自分の仕事で、後は全てアシスタント任せ、
という人もいるそうです。
僕がアシスタント時代の時に、まんが編集者が言っていたんですけども、
「ペン入れや背景まで、殆ど自分で描いているのは、手塚先生ぐらいのもんだよ。
殆どの漫画家は、ペン入れぐらいまでで、酷い人になると、人物のペン入れまで、
アシスタントにやらせている者もいるんだ。」ということで、
これには僕も、いささかビックリしましたが………。(笑)
こういう事でしたら、漫画家よりも、むしろ、
エロイラストレーターのほうが、やり甲斐がありますね。(笑)