ますます好調 ! ! 「水木語録」第3弾 ! !
といっても、今回が最終回。 最終回は、鬼太郎に、ねずみ男。(笑)
4、すなわち、ウソで食えるようになったわけですよ。
人ってのは案外、ウソに付いて来るんですよ。
水木さんは、ウソで漫画を描くことを、鬼太郎の時に初めて発見したそうですよ。
それまでの戦記物の漫画などは、まだ水木サンも性格がまじめで、悲壮な物ばかり、
ありのままに描いていたそうなんですが、
読む方は、実は、それ程悲壮ではないという事を知ったそうです。
ただ、そうは言いましても、やはりそれはフィクションの漫画の話で、
こういう自叙伝的エッセイのようなものは、ウソは書けませんね。(笑)
このカツ丼小僧ブログも、もちろん、まったくウソはない、どころか、
誇張して書いた事すらありません。事実をありのままに書いているつもりです。
まぁ、もしかしたら、記憶違いという事は、いくらかはあるかもしれませんが………。(笑)
特に、「フナムシ警察、25時 ! !」のコーナーでは、もう、本当に、大袈裟に、
誇張して書きたくて書きたくて、しょうがなかった。
そして、多くの方々に悪い警察のイメージを植え付けたくて植え付けたくて、しょうがなかった。
でも、ブログでウソを書くというのは、やはり避けたかった。
そんな事をしたら、このブログはお終いですし、
恐らく、神様に、このブログを書く権利を剥奪されてしまうでしょう。
自叙伝なんかの執筆で、体裁を繕って、自分を、実際の自分よりも、カッコよく、偉く見せようと
する人は、もしかしたら、一見、良いことやった、得したぞ、と、思っているかもしれませんが、
さにあらず、そこで自分で自分の運を大きく削って、差っ引いているのです。
世の中甘くはありません。楽して得取るのはダメです。 神様は、ちゃんと見ていますよ。(笑)
5、正しいだけじゃマズイんです。
ちょっと、前回の話とは、相容れない言葉のようですが、非常に含蓄のある「水木語録」です。
先生は漫画の中に正しい、良い事だけ書いていてはダメだというんです。
(あれ、前回のと似てきたぞ。)(笑)
「墓場鬼太郎」がテレビ化されて、「ゲゲゲの鬼太郎」となって、世に出た時、
鬼太郎が良い子になりすぎていて、面白くない。
そこで、悪の穴埋めとして、ねずみ男が登場し、ねずみ男が一身に
悪い物、汚い物を、一括して引き受ける事になったそうです。それで、話が面白くなった。
ですから、先生いわく、鬼太郎の成功は、ねずみ男の成功でもあるそうです。
まぁ、名主人公の裏に、名脇役あり、という事でしょうか?
そうそう、僕、いつも思っているんですよ。
早く、自分の傍に、すっごい悪い感じの名脇役、現れないかな~~~?って……。
そうすれば、実際は、僕がそんなに正義漢でなくとも、
案外、良い具合に、自分が引き立って見えるかもしれませんしね。(笑)