憧れでした、ゲゲゲの女房。 20

水木しげる先生、やっと、仕事が昔のような、活況を取戻してきたようで、

盛りあがってますなぁ………。 

「水木プロダクション創立20周年謝恩パーティー」まで、お開きになって………。ほほほ。(笑)

 

 

なにか、招待客の中には、ベレー帽と黒縁べっこうメガネの、

手塚治虫先生らしき人の姿まで見えましたよ。

 

もう、ドラマも終わりに近づき、なにか大団円とでもいったような雰囲気になって来ました。

 

でもその前に、ひとつお話して置きたい事が………。

 

それは、前にも一回お話しましたが、漫画家のアシスタントの仕事についての事です。

 

最初の頃、ヘタクソなアシスタントとして入ってきた菅井君が、20年の時を経て、

ついに新人漫画の賞を取り、さあ、これから独立して、一本立ちするのか、と思っていたら………。

 

菅井さんは、その賞を取った一本の漫画が限界で、後は描きつづける事は出来ない、として、

今まで通り、「水木プロダクション」に置いてもらいたいと、水木さんに懇願しました。

 

そうなんです。 新人漫画の賞を一回取ったからといって、漫画で大成して、メシを喰っていく、

なんて事は、まずありえません。

あんな物を、受賞したからといって、別段なんという事もありません。

(まぁ、僕は一度も受賞した事はありませんがね。)(笑)

 

基本的に漫画家と漫画家のアシスタントの仕事は、まったく違うのです。

どちらも、忍耐と根気強さなどは必要でしょうが、

前者の方には、さらに強烈な個性と、話作りの才能が必要です。

 

別にアシスタントの仕事が悪いとか言っている訳ではありません。

菅井さんの根気よく点を打っていく、ペンの点描画の才能というのは、

恐らく、水木先生にもマネの出来ない素晴らしい才能だと思います。

 

水木先生も、今、菅井さんにプロダクションをやめられたら困ると、

内心、切実に思っていたんじゃないでしょうか?

 

でも、そうはいっても、やはり一個連隊の指揮を執り、中心となるのは漫画家です。 

漫画家あってのアシスタントであって、

アシスタント一兵卒単独の仕事なんて、ありませんからね。 (笑)

 

ワタクシ、カツ丼小僧も、将来、お金が貯まったら、多くの人を雇って、

自分の会社やプロダクションを設立してみたいという夢はあります。

  (とにかく金ですよ、金がなきゃ、何も出来ません。)(僕、借金が、大嫌いなもんで………。)

 

もし、プロダクション設立ということになりましたら、

「水木プロ」ならぬ、「カツ丼プロ」という事になりますかね? (笑) 

 

 

 

 

 

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