憧れでした、ゲゲゲの女房。 10

水木しげる先生、かなり忙しくなってきたようです。

「悪魔くん」の実写版も、そろそろテレビ放送間近です。

 

僕も、悪魔くんのテレビ放送(白黒)を子供の頃に、何度も観た記憶がありますが、

初日放映日は、昭和41年10月6日ですので、僕が観たのは恐らく再放送だったと思いますが、

ハッキリとはしません。

 

ただこのドラマ(ゲゲゲの女房)で、何よりも感動的だったのは、売れない漫画家の

登竜門のような雑誌(月刊ゼタ)を作りながら、水木漫画の人気の絶頂に頼って

会社拡大を図る事をせず、今までの独自の編集方針を変えなかった、

月刊ゼタ編集長(村上弘明・役)の漫画に対する強い信念です。

 

まぁ、このドラマでは、月刊「ゼタ」となっていますが、本当は月刊漫画「ガロ」の事で

漫画マニアの間では、今や伝説的な雑誌です。(僕の生まれた1964年に青林堂から発行)

 

1970年(昭和45年)あたりから、雑誌の 売れ行きが、大きく下降線を辿ったようですが、

漫画家への登竜門のような雑誌で、当時の新人漫画家にしてみれば、

いつまでも続けてもらいたかった雑誌だったと思います。

 

「ボクの少年時代」のコーナーでも書きましたが、僕も中学生の頃、

小学館発行の「マンガくん」という雑誌で、石森章太郎先生の「まんが研究会」に

4コマ漫画を投稿し続けていて、今現在に至る

エロイラスト投稿家、カツ丼小僧がある訳ですが、(笑)

 

それは僕にとっても本当に、宝石箱のような思い出で、

何よりも漫画上達の、大きな足踏み(ステップ)にもなりました。

 

それで思うんですがね、 もし将来、僕がもっと有名になって、金銭的な余裕も出来たら、

趣味で1コマ漫画や4コマ漫画、イラストなどを描いている人のために、

ネットや雑誌などで、作品を募って、いい作品なら、そこで発表できるような場を作りたいんです。

 

もちろん選者は僕です。(笑) 

こういう、投稿家の素人の絵を見るのって、僕、大好きなんですよ。

 

子供の頃、雑誌で、新人漫画賞の入選作や佳作、準佳作の作品が、たまに掲載されていましたが、

やはり、素人の作品というのは、プロのそれとは違い、少し、破天荒で型破りな所が面白いのです。

(上手くなったら、プロの道に進みなさい。)(笑)

 

漫画界の巨匠、手塚治虫さんも何かの本に書いていましたが、

漫画家というのは、処女作が実は本人にとって、一番の代表作となる事が多い、と……。

 

つまり、作家として、初期の頃の作品というのは、

最も、みずみずしく、新鮮であり、生き生きとした物が感じられるが、

それが段々とが洗練されてくると、絵としては上手いには上手いんだが、

キッチリとうまくまとまり過ぎて、破天荒な面白味には欠けてくる、というような事を言っていましたね。

 

こう考えてみると、素人投稿家の絵ほど、面白く、味わい深いものは、

他にないような気もするのですが………。

 

素人万歳 !!  アマチュア万歳 ! ! (笑)

 

 

 

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