憧れでした、ゲゲゲの女房。 3

若い内というのは特に、人生の歯車というものは、中々思うように回らんものです。

 

水木しげるさんも、40歳以前の漫画、「鬼太郎」(まだ、ゲゲゲの鬼太郎ではない)や「河童の三平」、

「悪魔くん」(後に大当たり)の出版は、全て売れず、惨敗に終わったそうです。

 

しかし水木さんも、頼みの綱である零細出版社には、いつも裏切られ、

(原稿料の未払いや、連載打ち切り等)描いても描いても、報われませんでした。

ボツになった原稿も相当な枚数だったんじゃないでしょうか?

 

でも、漫画とか、絵なんて描いている人は、内心、自分の作品には相当な自信の塊で、

自分の作品がこの世で一番などと思っている人が、殆どですし、(僕も)(笑)

それくらいでないとやっていけません。

 

ですから、周りが見えなくなって、自分の実力を過信し、

判断を誤り、しくじってしまう事がよくあるのです。

 

僕も、20代~32歳まで、出版社に漫画の原稿を持ち込みをしていましたが、

(その頃は、「カツ丼小僧」ではなく、他のペンネームで描いていました。)

 

もちろん、自分では、まぁ、最高傑作とまではいかなくとも、そこそこのいい作品が描けた、

と思って持ち込んでも、思いのほか、編集者の反応は鈍く、いい返事はもらえない場合が殆どです。

 

あの頃は、「あの編集者、どっか頭がおかしいんじゃないか? いつか殺してやろうか?」

などと、内心、毒づいていましたが、

今にして思えば、まったく正当な評価だったと思いますね。

 

上手い絵を描く奴なんて、この世に吐いて捨てる程いますよ。

完全な「井の中の蛙」状態だった訳です。(今でもそうです。これからもずっと。)(笑)

 

ドラマの水木しげるさんも、奥さんと二人三脚で、これからどうなっていくのか、

今後の展開が非常に楽しみです。

 

まぁ、このドラマ、一度、生放送で見ていますので、結末がわかっているのですが………。(笑)

 

 

 

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