拡散思考性と集中思考性。

ものの本によれば、人間の思考のタイプというのは、大きく二つに分類されるそうです。

 

拡散思考性と集中思考性。

 

まぁ、簡単に説明しますとね………。(文字の意味から、大よその所はわかると思いますが………。)

 

拡散思考性というのは、言うなれば、マルチ型で、昔の言葉を借りると、

「ながら族」のような思考で、オールマイティーに、なんでも器用にこなしてしまう万能型。

 

そして、集中思考性というのは、自分の持つ目標、目的に向かって、

全ての神経を、その一点にのみ集中させるタイプ。

 

ところで、あなたは、この二つの思考性の、どちらのタイプにあてはまりますか?

 

もちろん、どちらの思考性が、いいとか悪いという事はありません。

 

ただ、もしあなたが、なにか大きな事業や人生の目標を本気で達成させようと思うのだったら、

やはり、集中思考性であったほうが有利ではないかと思います。

 

自分の持つ念の力全てをその目標に集結させる事によって、そこに大きな力が働き、その目標を

達成させるに値する、良い条件、良い人材、良い材料が、他動的に自然と集まってくるからです。

 

一つの大きな目標を達成させようと思ったら、その目標以外の事を考えず、わき目もふらずに、

邁進していかねばなりません。

 

他の事にエネルギーが分散してはならないのです。

 

元プロ野球、読売巨人軍のホームランバッター、王貞治さんのように、

あたかも、求道僧の如く、ホームランを打つ事だけに神経が集中していたからこそ、

868本のホームランという、あれだけの偉業が達成できたのです。

 

正直なことを言うと、野球選手なら野球の事だけ、商人ならば金儲けの事だけ一途に考えていれば

それでいいのです。本職以外の事は、一切考えてはいけません。本気で成績を上げようと思うのなら……。

 

プロ野球選手でありながら、女の事だとか、車の事、遊びの事など、他の事を考え出すと、

必ず、その選手の成績は落ちていくのです。

 

あの長嶋茂雄さんだって、選手時代、一見華やかで陽気なように見えましたが、

心の中では、もう野球の事だとか、観客に自分が騒がれている事以外、何も頭になかったと思います。

 

ある時、テレビで長嶋さんが、自分の現役時代の思い出を語っていたのを聞いたのですが、

 

「もう、試合の前の日の晩、風呂に入っていて、体が、カッカカッカしてきて、しょうがなかった。

早く、明日が来い、明日が来いという事しか頭になかった。」と、言っていました。

 

また、長嶋さんは、ベンチから、ネクスト・バッターズ・サークルに向かう途中、

ベンチに座っているナインの足を、スパイクで踏んづけて歩いて行ったというエピソードもあります。

 

自分の次のバッター・ボックスの事しか頭になくて、周りの事が何も見えていなかったそうです。(笑)

 

まぁ、それくらい一つ事に、熱中した者が勝つのです。

 

え? じゃぁ、お前はって? 僕はやっぱり、脇道にもそれますよ………。

 

だって、本職も脇道も、どちらも「女」と「遊び」ですから………。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

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