今回は睡眠の話をします。 いや、正確に言えば「睡眠時間」の話です。
皆さんは一日に、どのくらいの睡眠を取りますか?
8時間? 7時間? 人によっては(多忙を極める方なら、)4~5時間という人もいるでしょう。
で、僕はと言えば、………一日平均10時間ぐらいです。(笑)
いえ、本当です。だって、働いていませんから………。
若い内から今の今まで、部屋の布団の上で、ただゴロゴロして空想の世界の中に
浸っていただけ、というのは再三再四お話しした通りです。
特に20代や、30代前半などは、センズリばかりこいてましたんで、
しこっちゃ寝、しこっちゃ寝の繰り返しで、頭の中が変になりそうでした。
本当に僕は生まれつき体が弱い、虚弱体質なので、時間の使い方がうまくありません。
それで、いつも考えるのが、なんとか睡眠時間を短縮できないものだろうか? という事です。
いや、極端な事を言えば、一生寝ないで暮らしたい………。
もし、それができれば、どれだけやりたい事が出来るだろう………。
一時、レム睡眠の本なども、しきりに読んで、なんとか睡眠の短縮が出来ないかと
研究にも励みましたが、結局、挫折しました。
もう十年も前の話になりますが、ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊教授に
インタビュアーが、「受賞の秘訣は何ですか?」と尋ねたところ、教授は、
「いや、寝る事ですよ。とにかく寝る事です。 人間は睡眠を取る事が一番大切なんです。」
などと言っていましたが、僕は内心、
「何、かっこつけたこと言ってんだよ。こっちは時間が惜しくて惜しくて、しょうがないのに。」
と、毒づいていました。
本当は寝たくはない、という強い意志があるのにも関わらず、
体や頭が疲れやすい、それに加えて、「猿並みのオナニー」という世紀(性器)の悪癖もあり、
「 睡眠短縮計画」は砂上の楼閣に終わりました。
でも、この世の中には、極々、稀ではあるんですが、特殊な体質で
眠りたくても、一分たりとも眠ることが出来ない人もいるそうなんです。(しかも、体は健康体)
その人達の中には、ただ、ダラダラと時間が過ぎていくのが怖くて、
暇つぶしをして時間を補っている、という人もいるそうですが、
一生眠る事が出来ない、というのもまた、ちょっと怖い気がしますけどね。(笑)