高校二年も終わりに近づいてくると、そろそろ、大学受験の事を考えなくてはならなくなります。
まぁ、僕の高校の場合、進学校でないばかりか、大学に行こうなんて思っている人間さえ、殆ど
いないくらいの所だったんで、本来ならそのまま就職して……という事なんですが、
ただ、その一方で、(前にも書きましたが)当時は「受験戦争」という言葉もありまして、
とにかく、何でもいいから、とりあえずは大学には入っておいた方がいい、などという風潮も
ありまして、僕も御多分に洩れずして、大学受験の波に巻き込まれてしまったワケであります。
でもまぁ、勉強だって、やってみれば案外面白く、英単語なんか、片っ端から憶えていきましたよ。
当時、森一郎という人の本で、「でる単」というのがありまして、
「試験にでる英単語」(青春出版社)の略なのですが、その本には、
大学受験に出る頻度が多い順に英単語が羅列してあるのです。
この本は僕にとっては、とてもわかりやすく、ためになるものだったんですが、
批判も多く、「ただ単語だけ丸暗記して英語を憶えるなんて邪道だ!!」ということなんですが、
例文だとか、アクセント、熟語、他に注意書きなども沢山ありましたんで、
その事はあまり気になりませんでした。
赤尾の「豆単」(旺文社)などというのもありまして、これは、赤尾好夫さんという人の
書いた本で、ただ、英単語がアルファベット順に並べられてあるだけなので、
これよりは、全然良かったんじゃないかと………あっ、赤尾さん、旺文社さん、すいません。(笑)
でも、今ネットで確認したんですが、「でる単」も「豆単」も、まだ売られているじゃないですか。(笑)
でも売れ行き具合はどうなんでしょうかね? まさか昔(僕の時代)程じゃないと思うんですが………。
僕は最初から "私立"一本に絞っていましたんで、受験科目は、「国語」「英語」「世界史」の三科目やればいいだけだったんですけど、国語の数十パーセントは古文でして、これがもう、
いやでいやで、たまらなくて、家で勉強をしていても、まったく集中できず、ジンマシンが出てくる程でした。それで、すぐアソコに手がいって、シコった後、安らかな眠りにつきました。(笑)
三科目の中で、一番好きだったのは、「世界史」でしたが、結局はたったの一年かそこらで、
大学受験に臨もうなんてのにも、かなり無理があるんですよ。
進学校だったら、もう、入学したあたりから受験に備えていますよ。
いえね。僕も遅ればせながら、やっと、予備校にも通う事にしたんです。
代々木ゼミナール。(笑)
では、この話の続きは、また次回。