え~、ひとまず、「ボクの少年時代」は終了という事にしまして、
今回からは「ボクの高校時代」を、始める事にしますね。(笑)
もちろん、まだ書きたい事は山のようにありますが、このままダラダラ同じ時代を続けていても
変化がないんで、また、後の機会に回します。(今、思ったんですが、「ボクの幼稚園時代」も
書きたいです。)(笑)
それでは、ぼくの高校時代………。
高校名はもちろん明かせませんが、僕のいた高校というのは、本当にひどい所でした。
つまり、ツッパリ、ハイスクール・ロックンロールのような、リーゼント、ちりちり・パーマ頭のような、(笑)ちょっと、おっかなめの奴らが多かったんです。
一応、普通科の県立高校なんですがね。僕が入った時も偏差値ちょうど50くらい ありましたが、
どういうわけか、校風はかなり乱れていましたね。(今は、偏差値40ちょいくらいです。)
いや、誇張ではなく、結構恐ろしい高校でした。
だって、授業中、ちゃんと机に座ってる生徒が、殆どいないんですよ。女を除いては……。
しかも、生徒の机が教室の両脇の壁に半分づつに分かれて張り付いていて、
教室の真ん中が大きく空いているんです。
僕を含めた数人の男子生徒と女子(少なかった)を除いた、他のおっかねえツッパリあんちゃん達は、
教室の後ろのロッカーの前に座って、そこに大勢でたむろしていたのです。(こわ~~)(笑)
それで、その中に一人、上の所に金具の取っ手の付いた太鼓(小さな物でしたが、)を
持ってる奴がいて、教師が教壇で、何か一言喋る度に、ドーーンと、その太鼓を鳴らすのです。(笑)
それを、いつまでも続けているので、ついに教師もたまりかね、
恐る恐る、「やめなさ~い、そこ、太鼓。やめなさ~い。太鼓。」と注意すると、
ドン、ドーーン!! と、今まで以上に大きな音で、2回、太鼓の音が鳴り響くのです。(笑)
教師も困り果て、ついには、後ろでたむろしている生徒達の所まで歩み出て行って、
(内心は、恐かったんでしょうが、)
「太鼓、そこ、没収だ。太鼓、寄越しなさい。」と言ったら、
その中の生徒の一人が、「あれ、何?それ、先生? いい時計してんじゃん。すごいね、その時計?」
って言ってその時計を指さしたら、なんと、その教師、「えっ?これ?これですか?この時計?ああ、そうですか?この時計、そんなにいいですかぁ~~。そうですかぁ~~。わかりますかぁ~~。これ、高かったんですよ~~。そうですかぁ~~。これ、月賦で、やっと買ったんですよ~~。」
……などと言いながら、引き返してきちゃって………。(笑)
そして、まんざらでもないような顔をしながら、ノコノコと教壇の方に戻ってきて、
クルリと生徒たちの方を向き直ると、握りこぶしで右手を掲げ、はめている時計を皆に見せながら、
一言、「時計は、カシオ!!」って言ったんですよ~~。
その時はもう、クラス中、爆笑の渦でしたね。(笑)