皆さん、こんにちは。このところ、めっきり痩せこけてきたワタクシ、カツ丼小僧です。
お腹が引っ込めばいいのに、頬がこけてくるだけですよ~。
どうすりゃいいんでしょうね。ムッソリーニのような、筋肉質な健康体が羨ましいですよ。
ところで僕は、子供の頃から漫画家志望で、20ぐらいから32歳ぐらいまで、
出版社に自分の描いた漫画の原稿の持ち込みを続けていました。
小学館、講談社、集英社のような大手出版社はもちろん、その他中堅どころの出版社も、
数多く回りましたね。
何故、投稿審査ではなく持ち込みだったかというと、なにか、もの凄く好奇心があって、
出版社の中って、一体どんな風になっているんだろうって、見てみたかったんですよ。
それと、何も働かないで、ただブラブラしていただけの人間ですから、
なにか、編集者の人と話すとか、充足感みたいなものが欲しかったんだと思います。
(辛いことも、ありましたが………。)(すべて、没……。)(笑)
それで、その持ち込みの時代に、僕は、あるギャグ漫画を描いていたんです。
タイトル名は、「男はムッソリーニ!!」
ガラッパチで土方の親分のような、筋肉質で長身の荒荒しい大男が主人公で、大声を張り上げ、
上半身裸、片手でスコップを振り回しながら、がに股で、のっしのっしと道を歩いていて、
事あるごとに、人と衝突するという設定です。
もちろん、一般常識でみれば悪いのは、すべて、この男の傍若無人な振る舞いにあるのですが、
当のご当人は、自分がおかしいなどとは微塵も思わず、すべて正義と社会秩序のためと
思い込んでいます。自分流正義のためなら、人を池の中に放り込んだり、
電車内からガラス窓を突き破って、外に突き出したりすることも平気の平左です。
正直、この漫画は、絵コンテの段階ですべて没になり、下書きもペン入れも出来なかったのですが………。
でもね。実は僕、自分の心の中には、常にこの男が住み着いているんです。
それと、ウィンゲート親子の所でも書きましたけれども、自由の天地で、思いっきり
羽目を外して暴れ回りたい………。やりたい放題、悪行の限りを尽くしたい……。
破壊的な欲望があるんです。一旦出来上がっている秩序あるものをブチ壊すって楽しい事ですよ。
幼児が、せっかく積み上げた積木の家を、いきなり手でダーーーーッ、って壊して
喜んでいるじゃないですか……。だーーだーーと、拍手して。(笑)
あれと基本、まったく同じですよ。
本当に、警察や法律さえなかったら、って本気で思うこともありますよ。(笑)
まぁ、しかしそうはいっても、他人に迷惑をかけて傷つけるのも、やはり後味わるいですよ。
やってみたいけど、できない。 そこのところのジレンマでしょうね。
故人ですから言っちゃいますけど、レオナルド熊さんや、トニー谷さんのような生き方はできない。
憧れはしますけど、あんな、人を人とも思わない高慢な生き方をしていたら、身の破滅ですよ。
彼らのウィキペディアを読んでみてください。ビックリしますよ。
「事実は小説よりも奇なり」ですか……。 どこまで本当か知りませんが……。
まぁ、僕のような小人は、すべてを空想の世界の中でとどめておくのが、何より無難のようです。(笑)